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猛毒を持つ危険生物「イモガイ」とは?種類や毒性・分布などを解説

更新日:2024年08月02日

海で見かけることがある危険生物、イモガイをご存じでしょうか。この記事では、イモガイの基礎知識から危険性などについてご紹介します。動物について興味がある人や、イモガイがどのような生物か知りたい人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

猛毒を持つ危険生物「イモガイ」とは?種類や毒性・分布などを解説
ゴマフイモの生息地は八丈島や紀伊半島よりも南の地域です。水深75mまでの岩礁やサンゴ礁に生息しています。貝殻の大きさは4cm程度で、アンボイナなどと比較すると小さいです。

白い貝殻で、黒い斑点がたくさんあります。貝殻全体に斑点があるのが特徴的です。

タガヤサンミナシ

タガヤサンミナシの生息地は三宅島や紀伊半島から南の地域です。水深50mまでの場所に生息しています。貝殻の大きさは8cm程度です。

白色や褐色の貝殻で、特徴的な三角の模様が無数にあります。アンボイナと同様に非常に強い毒を持つ危険生物です。タガヤサンミナシも触らないように注意しましょう。

ナガイモ

ナガイモの生息地は三重県から九州までの地域です。水深35mから240mほどの細かい砂や泥の多い砂泥地に生息しています。貝殻の大きさは5cmから6cm程度です。

白っぽい色や褐色の貝殻に、大小さまざまな斑紋が散らばっています。細長い形をしていることがナガイモという名前の由来です。

ハルシャガイ

ハルシャガイの生息地は房総半島から南の地域です。水深およそ50mまでのサンゴ礁間の砂地などに生息しています。貝殻の大きさは4cm程度で、アンボイナなどと比較すると小さいです。

白色の貝殻に、とても鮮やかなオレンジ色の斑紋がたくさんあります。貝殻の底の部分は紫色です。

マダライモ

マダライモの生息地は伊豆諸島よりも南の地域です。水深50mまでのサンゴ礁などに生息しています。貝殻の大きさは4cm程度で、ハルシャガイと同程度の大きさです。

白色や薄いピンク色、黄色の貝殻で、名前のとおり黒いまだら模様があります。

ロウソクガイ

ロウソクガイの生息地は房総半島よりも南の地域です。水深およそ70mまでの砂の中に生息しています。貝殻の大きさは6.5cm程度です。

黄色やオレンジ色、薄褐色の貝殻で、横方向に縞模様があります。個体によって、貝殻表面の色はさまざまです。貝殻の表面に斑紋は見られません。

イモガイは飼える?





イモガイは模様がきれいな種類も多く、飼いたいと思う人もいるのではないでしょうか。しかし、イモガイは取り扱いが危険なため、飼うことはできません。

イモガイは厚手のウェットスーツでさえ貫通するほどの針を持っています。とても危険な生物であることを覚えておきましょう。

イモガイに刺されたら?

イモガイは非常に危険な生物です。イモガイの中でも、アンボイナの毒は非常に強く、刺されると死に至る可能性もあります。

海に行く機会の多い人は、イモガイに刺されないためにできること、刺された場合の応急処置について理解しておきましょう。

そもそも刺されないために

刺されると危険なので、そもそも刺されないように心がけましょう。刺されないためには、イモガイに似た形の貝を絶対に触らないようにすることが大切です。貝殻と勘違いして生きた貝を拾うケースや、食用のマガキガイと間違うケースがあります。

また岩場では履物を履くようにしましょう。

イモガイに刺された場合の応急処置

海などで遊んでいてイモガイに刺された場合、すぐに対応する必要があります。刺さっている毒針を抜き出し、毒が広がらないように心臓と傷口の間を服やひもなどで固く縛りましょう。

早く対応することがとても重要です。すぐに病院に行って治療を受けてください。
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初回公開日:2022年11月02日

記載されている内容は2022年11月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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