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ハムスターに見られる威嚇行動の要因とは?対策方法もあわせて解説

更新日:2024年02月10日

ハムスターに威嚇された場合どう対処すればいいでしょうか?この記事では威嚇の原因や対処法を、彼らの習性を交えて解説しています。ハムスターを飼っていて威嚇された経験がある方、威嚇された場合どうすればいいか悩んでいる方は参考にしてください。

ハムスターに見られる威嚇行動の要因とは?対策方法もあわせて解説

初めて見る人間や知らない仲間を見た

ハムスターは縄張り意識が強い生き物ですので、知らない人間や仲間を見たら威嚇して自分のテリトリーを守ろうとします。

初めて来訪した人には触らせたり見せたりせず、別の部屋に案内するか、それが難しい場合はケージに布をかぶせるなど対策をしてハムスターをあまり刺激しないようにしましょう。

新しく仲間に迎える、もしくはすでに先住の仲間がいる場合は、ケージを離すなどしてお互いの縄張りに干渉しないようにしてあげるのが良いでしょう。

急に触る

ハムスターがくつろいでいるときや、寝ている無防備なときなどに急に触らないようにしましょう。

驚きや怒りで威嚇の鳴き声を上げるだけでなく、反射的に噛まれる恐れがあるのでとても危険です。

触るときは正面から手をさしのべ、これから触りますよという意思表示をしてください。

そこでハムスターが逃げたり嫌がったりするようならしつこく構わず、そっと彼らが歩み寄るのを待ちましょう。

購入直後に触りすぎてしまう

購入しておうちに来たハムスターは慣れない環境に緊張しています。

飼いはじめ1週間は新しい環境に慣れてもらうことを優先し、掃除などのお世話も最小限にしてむやみに刺激しないようにしましょう。

可愛いハムスターが気になる気持ちはよくわかりますが、ケージの中を何度ものぞき込んだり、無理に触ったりなど構いすぎないように注意してください。

ハムスターは本来人間と触れ合うことを喜ぶ生き物ではないので、馴れていない状態でのスキンシップはストレスになります。

ハムスターが寄ってきてくれる、撫でさせてくれるなど信頼関係が深まるまで無理にスキンシップをはかるのは控えましょう。

大きい音を立てる

ハムスターは外敵から身を守るため、かすかな音でも聞き逃さず危険を察知できるように人間の何倍もの聴力を持っています。

このように聴力が優れているかつ臆病なため、大きな音や声を出されると驚きと恐怖を感じて威嚇する子が多いようです。

テレビやオーディオの近く、人の出入りが激しい扉の近くなどにはケージを置かないようにしましょう。

香水や石鹸のにおいが残っている

ハムスターの嗅覚は人間の約40倍あると言われています。

このようにハムスターは嗅覚が優れているので、香水や石鹸など強い香りがするものを嫌います。特に強い刺激臭のものを嫌う傾向があり、ワサビやミント、ユリの花などが嫌なようです。

馴れている飼い主だったとしても普段と違うにおいに混乱し、思わずビックリして噛んだり鳴いたりして威嚇する可能性があります。

ハムスターと触れ合うときはなるべく香水をつけない、もしくは香りの弱いものを使用し、石鹸はよく洗い流してにおいを残さないようにするなど努力が必要です。

ハムスターの視覚外から触る

人間の視野は前向きに平行についているので正面と上下左右をまんべんなく見ることができ、150度から170度ほどといわれています。

ハムスターの視野はどれほどなのかというと、270度ほどあるということです。

ハムスターは斜め横に目がついているために視野が広く、首の角度も含めると死角がないようです。

広い視野を持つハムスターですが、見える奥行きは狭く、極度の近眼です。

その近眼を補うために嗅覚と聴覚が優れているので、それらを使って総合的に目の前に見えるものを判断しているようです。

さらにハムスターは1つのことに集中しやすいため、気になるものがあるとそちらに注意を引かれ、後ろや横から手を出した飼い主に気づかないことがあります。

その結果、視覚外から急に触られて驚いたハムスターに威嚇されてしまう恐れがあるので、正面から優しく声をかけて触りましょう。

ハムスターが寝ているときに起こしてしまう

ハムスターでも人間でも、寝ているときは完全に無防備な状態です。

そのような状態で急に触られる、ケージの掃除をするなど無理に起こされた場合、驚きと怒りで威嚇されてしまいます。

ハムスターは夜行性で、夜には活発に活動するものの、飼い主が起きている日中は寝ていることが多いです。

普段のスキンシップで慣れたといっても、相手が寝ているときに触ってはいけません。

無理に起こして触ろうとすると、人間に不信感を持ち、せっかく構築した関係にヒビが入ってしまいます。

寝ているときには起こさず、そっと見守ってあげましょう。

頻繁に巣箱に触る

縄張り意識が強いハムスターは、自分のおうちに侵入されるのを嫌います。

ケージの掃除や様子の確認のためにあちこち巣箱を動かしたり取り除いたりを繰り返すと、縄張りを侵害されたと思い、侵入者を威嚇します。

自分の居場所である巣箱が頻繁に動かされると、安心できる場所がないとハムスターは感じ、それがストレスになります。

彼らのおうちは必要以上に動かさず、人の視線を遮れる死角をつくってあげると安らげるでしょう。

ハムスターに威嚇されたときの対処法

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初回公開日:2022年06月08日

記載されている内容は2022年06月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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