Search

検索したいワードを入力してください

ナナフシに適した餌とは?種類とともに与え方のポイントについても解説

更新日:2024年07月11日

ナナフシを飼育するとき、どのようなものを食べるか知っていますか。ナナフシに適した餌や、ナナフシの種類、餌になる木の種類と一緒に、餌の与え方のポイントについても解説します。ナナフシの飼育について興味がある方は是非チェックしてみてください。

ナナフシに適した餌とは?種類とともに与え方のポイントについても解説

ケヤキ

ケヤキは、ニレ科ケヤキ属の落葉広葉樹です。

公園や寺社仏閣などに植えられていることもあり比較的よく目にする木です。

葉は卵形をしていて、ふちはギザギザしています。
ケヤキもナナフシが好んで食べる葉の一つですが、背の高い木のため採取は落ちたばかりの葉を集めましょう。

バラ

バラはバラ科の植物で、その葉は柔らかいのが特徴です。

そのため、ナナフシの幼虫も食べやすいので餌にぴったりの植物です。
もちろん成虫もよく食べる植物です。
ミニバラなどは花屋で手軽に手に入るので、幼虫から飼ってみたいと考えている場合は、用意してみるといいでしょう。

ナナフシへ餌をあげるときのポイント



ナナフシは様々な木の葉を食べる昆虫です。

どの葉でもいいというわけではなく、好んで食べる葉と食べない葉が、種類や個体ごとにあるグルメな昆虫です。

ここからはナナフシへ餌をあげるときのポイントをまとめてみましたので、是非チェックしてみてください。

好きな植物を見極める

ナナフシは、幼虫の頃に食べた植物に偏食する傾向があるため、個体ごとに好きな植物を見極める必要があります。

育った環境の影響が大きく、よく食べていた植物を成虫になっても好んで食べ、あまり食べたことのない葉は食べないことがあります。

ナナフシの好きな植物が何であるか、見極めが必要です。

数種類の葉を用意する

ナナフシを自然下で採取した場合は、どの木の傍にいたか覚えておくといいでしょう。
わからない場合は数種類の葉を用意し、実際にナナフシに与えてみて、よく食べる葉を見極めましょう。

その際には落葉広葉樹の枝を水に差して与えると、葉が長持ちするので試してみてください。

ただ、水にナナフシが落ちて死んでしまうこともありますので、ナナフシが落ちないような工夫をして与えてください。

餌を食べないときの対策法



ナナフシが餌を食べないときは、何種類かの葉を入れて、一番食べるものがどの植物か観察してみてください。

また、新鮮なものでないと食べなかったり、幼虫は硬い葉がうまく食べられなかったりするため、なるべくバラなどの柔らかい葉を用意するようにしてみましょう。

それでも餌を食べない場合は、生きるためのカロリーを確保するために昆虫ゼリーを与えてみましょう。

昆虫ゼリーは、インターネットショッピングや、ホームセンター、昆虫を取り扱っているペットショップなどで販売しているので手に入れて与えてみてください。

主なナナフシの種類



ナナフシの中にも種類があるのは、ご存知でしょうか。ここからは、主なナナフシの種類についてご紹介していきます。それぞれの特性や食性もあわせてご紹介してきますので参考にして下さい。

トゲナナフシ

トゲナナフシは、日本の本州、四国、九州に生息しているナナフシで、その名前の通り、背中に多くの小さな突起があります。

ナナフシの仲間の中では太めの体で、暗い灰色や茶色をしていることが多く、木の枝や幹と同化するのが得意です。
成虫の体長は約55~68mmくらいで、成虫は晩秋に山道などでよく見ることができます。

トゲナナフシは、バラやシダ、アザミ類などを食べます。飼育下では、小松菜なども与えると食べます。

エダナナフシ

エダナナフシは、日本の本州、九州に生息しているナナフシで、その名前の通り、枝に手足が生えたような体をしたナナフシです。

茶褐色、灰褐色、緑色と、体の色は様々で、植物に擬態するのが得意なためなかなか見つけにくいでしょう。

成虫の体長は約65~110mmくらいで、成虫は6~12月に日当たりの良い雑木林や、林の葉の上などで活動しています。
都市部にも生息しているため、ふとした時に目にすることがあるでしょう。

エダナナフシは、サクラや、バラ、コナラなどをよく食べますが、幼虫のときに食べていた植物を成虫になっても好んで食べます。
たとえば、幼虫のときにサクラを食べていなかった場合、成虫になっても食べないこともありますので注意しましょう。
個体ごとに偏食することがありますので、餌はよく観察しながら与えましょう。
次のページ:ナナフシの飼育方法

初回公開日:2022年06月18日

記載されている内容は2022年06月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related