ナナフシに適した餌とは?種類とともに与え方のポイントについても解説
更新日:2024年07月11日
ニホントビナナフシ
ニホントビナナフシは、日本の本州、九州、奄美大島、沖縄本島、久米島に生息しているナナフシで、その名前の通り、短い翅を持つナナフシですが、すでに退化していて飛行能力はありません。
ナナフシの仲間の中では太めの体で、メスは緑色が多く、頭から胸部分の側面が黄褐色です。オスはメスに比べて小柄で、褐色です。
成虫の体長は約36~56mmくらいで、成虫は6~12月にクヌギなどが生える山林に生息し、幼虫はクヌギやクリなどの葉を好んで食べますが、成虫は主にシイの葉を食べますので、飼育の際には食事面で注意が必要です。
むりやり捕まえたりすると危険を感じて足を自分で切り落とすことがありますので、捕獲などの際には優しく扱いましょう。
ナナフシの仲間の中では太めの体で、メスは緑色が多く、頭から胸部分の側面が黄褐色です。オスはメスに比べて小柄で、褐色です。
成虫の体長は約36~56mmくらいで、成虫は6~12月にクヌギなどが生える山林に生息し、幼虫はクヌギやクリなどの葉を好んで食べますが、成虫は主にシイの葉を食べますので、飼育の際には食事面で注意が必要です。
むりやり捕まえたりすると危険を感じて足を自分で切り落とすことがありますので、捕獲などの際には優しく扱いましょう。
コブナナフシ
コブナナフシは、日本の九州(大隅半島)、沖縄本島、久米島、宮古島、西表島に生息しているナナフシで、その名前の通り、ゴツゴツしたコブのような体をしています。
体の色は灰褐色やこげ茶をしていて、緑色のものはあまり見かけません。
成虫の体長は約37~51mmくらいで、成虫は林や、林の傍の道などに生えている低木に生息しています。
柔らかい葉である、コナラやツユクサの葉を好んで食べます。
体の色は灰褐色やこげ茶をしていて、緑色のものはあまり見かけません。
成虫の体長は約37~51mmくらいで、成虫は林や、林の傍の道などに生えている低木に生息しています。
柔らかい葉である、コナラやツユクサの葉を好んで食べます。
ナナフシモドキ
一般的にナナフシと呼ばれていますが、「ナナフシモドキ」が正式名称です。
ですので、ナナフシと言えばナナフシモドキを指します。
ナナフシモドキは、日本の本州、四国、九州に生息しているナナフシで、エダナナフシと体型はよく似ていますが、ナナフシモドキの方が触角が短くなっています。
メスは緑色や褐色で、オスは濃い褐色をしています。オスの方がメスより体が細く、枝や草に似た体をしており、植物に擬態して生活しています。
オスは個体数が少なく、非常に稀です。成虫の体長は約57~100mmくらいで、成虫は6~11月に日当たりの良い雑木林や、低木の葉の上などで生活しています。
サクラ、カシ、コナラなどの葉をよく食べます。
都市部にも生息しているため、公園などで探してみるのもいいでしょう。
ですので、ナナフシと言えばナナフシモドキを指します。
ナナフシモドキは、日本の本州、四国、九州に生息しているナナフシで、エダナナフシと体型はよく似ていますが、ナナフシモドキの方が触角が短くなっています。
メスは緑色や褐色で、オスは濃い褐色をしています。オスの方がメスより体が細く、枝や草に似た体をしており、植物に擬態して生活しています。
オスは個体数が少なく、非常に稀です。成虫の体長は約57~100mmくらいで、成虫は6~11月に日当たりの良い雑木林や、低木の葉の上などで生活しています。
サクラ、カシ、コナラなどの葉をよく食べます。
都市部にも生息しているため、公園などで探してみるのもいいでしょう。
シラキトビナナフシ
シラキトビナナフシは、日本の北海道の局所や本州以南では標高の高い場所に主に生息しているナナフシで、翅がありますが飛ぶことはできません。
シラキトビナナフシは脚も長く、細長い体をしています。
体色は緑色で、背中に赤紫色の線が入っています。植物によく擬態するため、葉の上にいると見つけるのが大変です。
日当たりの良い木の上に住んでいて、ミズナラやカシワ、クリなどの葉を食べています。
シラキトビナナフシは脚も長く、細長い体をしています。
体色は緑色で、背中に赤紫色の線が入っています。植物によく擬態するため、葉の上にいると見つけるのが大変です。
日当たりの良い木の上に住んでいて、ミズナラやカシワ、クリなどの葉を食べています。
ナナフシの飼育方法
ナナフシにもたくさんの種類がいることをご紹介しましたが、ここから具体的なナナフシの飼育方法についてご紹介します。
ナナフシを飼ってみたいと思っているかたは是非チェックしてみてください。
ナナフシを飼ってみたいと思っているかたは是非チェックしてみてください。
ナナフシの一生
ナナフシは、4~6か月ほどを幼虫ですごし、成虫になって2~4か月ほどで寿命を迎えます。
ナナフシは卵からかえったときから成虫と同じ姿をしています。
脱皮を繰り返して大きくなり、成熟したら交尾をするのですが、オスが生まれるのはめったに稀で、メスだけで卵を産むことができる単為生殖をして命をつないでいきます。
飼育しているナナフシは野生よりも比較的寿命が長い固体もいるので、大切に飼えば長生きしてくれるでしょう。
ナナフシは卵からかえったときから成虫と同じ姿をしています。
脱皮を繰り返して大きくなり、成熟したら交尾をするのですが、オスが生まれるのはめったに稀で、メスだけで卵を産むことができる単為生殖をして命をつないでいきます。
飼育しているナナフシは野生よりも比較的寿命が長い固体もいるので、大切に飼えば長生きしてくれるでしょう。
ナナフシの産卵
ナナフシはメスだけで繁殖でき、木の上で卵を産むので飼育している場合はケースの床に卵が落ちます。
卵は幅が広い茶色で、細長くて黒いのがフンです。
大きさは約3mmでとても小さいです。
フンと間違えて、卵を処分してしまわないように気をつけましょう。
卵は幅が広い茶色で、細長くて黒いのがフンです。
大きさは約3mmでとても小さいです。
フンと間違えて、卵を処分してしまわないように気をつけましょう。
幼虫の育て方
ナナフシの卵は、冬でも温かいと孵化します。
もし春に孵化させたいようであれば、卵は冷蔵庫などで保管し、暖かくなってくるまで待ちましょう。
孵化した幼虫はすぐに動き出さないので、自分から動き出すまではそっとしておきましょう。
動き始めたら、柔らかいバラの葉などを与えてみてください。
固い葉は幼虫は食べられませんので注意が必要です。
もし春に孵化させたいようであれば、卵は冷蔵庫などで保管し、暖かくなってくるまで待ちましょう。
孵化した幼虫はすぐに動き出さないので、自分から動き出すまではそっとしておきましょう。
動き始めたら、柔らかいバラの葉などを与えてみてください。
固い葉は幼虫は食べられませんので注意が必要です。
まとめ
ナナフシは草食性の昆虫ですが、様々な葉を食べます。
種類や個体によっては偏食する、グルメな昆虫です。
ナナフシを飼うときは好き嫌いを把握し、好んで食べる葉を用意しましょう。
ナナフシを末永く育てるために、紹介した木の葉の種類はとても重要です。
記事の中に掲載している木の葉を参考にして、ナナフシに与えるようにしてください。
ただ、公園などに生えている木の枝を勝手に折ってしまうのはやめましょう。
ルールを守ってナナフシを大事に育ててください。
種類や個体によっては偏食する、グルメな昆虫です。
ナナフシを飼うときは好き嫌いを把握し、好んで食べる葉を用意しましょう。
ナナフシを末永く育てるために、紹介した木の葉の種類はとても重要です。
記事の中に掲載している木の葉を参考にして、ナナフシに与えるようにしてください。
ただ、公園などに生えている木の枝を勝手に折ってしまうのはやめましょう。
ルールを守ってナナフシを大事に育ててください。
初回公開日:2022年06月18日
記載されている内容は2022年06月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。