フクロモモンガの爪切りの方法は?コツやおすすめのハサミも紹介
更新日:2024年10月17日
フクロモモンガ自身のためにも爪切りは必要なケアですが、切ろうとすると何をされるのかわからず、おびえて威嚇する個体が多いようです。嫌がって暴れて飼い主さんを噛んでしまったり、信頼関係がくずれてしまったりすることもあるでしょう。
飼い主としても、嫌がるフクロモモンガの爪切りを無理に行うことが辛く感じる場合もあるでしょう。飼い主とフクロモモンガの双方が安心して爪切りができるように、ポイントをいくつか紹介します。
飼い主としても、嫌がるフクロモモンガの爪切りを無理に行うことが辛く感じる場合もあるでしょう。飼い主とフクロモモンガの双方が安心して爪切りができるように、ポイントをいくつか紹介します。
昼間の寝ている間に切る
フクロモモンガは夜行性なので夜は活発に行動しますが、昼間は寝ています。少し触っても起きなくなるまでぐっすり眠っているところを見計らって、こっそりと爪を切ってあげましょう。
寝ている時でも、腕の付け根を軽くマッサージすると腕を伸ばします。そして、手のひらを優しくもむと指を広げてくれるので、その状態で爪を切ります。切っている最中に起きてしまうこともあるので、様子を見ながらカットすると良いでしょう。
寝ている時でも、腕の付け根を軽くマッサージすると腕を伸ばします。そして、手のひらを優しくもむと指を広げてくれるので、その状態で爪を切ります。切っている最中に起きてしまうこともあるので、様子を見ながらカットすると良いでしょう。
タオルに包んであげる
寝ている時に爪を切ろうとしても、すぐに起きてしまう個体もいます。そのような時はタオルを使用してみましょう。厚手のタオルをモモンガにかけて、視界を遮ります。
フクロモモンガは狭くて暗い場所を好むので、おとなしくしてくれるでしょう。ポーチなどを寝床にしているのであれば、そのまま利用できます。万が一暴れてしまっても、タオルがあれば直接噛まれることはないでしょう。
フクロモモンガは狭くて暗い場所を好むので、おとなしくしてくれるでしょう。ポーチなどを寝床にしているのであれば、そのまま利用できます。万が一暴れてしまっても、タオルがあれば直接噛まれることはないでしょう。
まとめて全部切るのではなく毎日1、2本ずつに分ける
フクロモモンガの爪は18本分あります。爪も小さく慎重に行う必要があるため、慣れるまでは時間がかかってしまうでしょう。爪を切っている間に、熟睡していたはずが起きてしまうこともあります。
爪切りの途中で起きてしまってもう寝てくれなさそうであれば、無理に一度に切らず、残りの分は次のチャンスを待ちましょう。切る順番も特にないため、切りやすいところから少しずつ進めていきます。
爪切りの途中で起きてしまってもう寝てくれなさそうであれば、無理に一度に切らず、残りの分は次のチャンスを待ちましょう。切る順番も特にないため、切りやすいところから少しずつ進めていきます。
爪の根元を切ると出血するため注意
フクロモモンガの小さな爪をよく観察すると、人間と同じように先端は白く、付け根がピンク色であることがわかります。このピンク色の部分の近くには血管が通っているため、傷つけると出血する可能性があります。
爪切りの際は、白くややカーブした部分、先端から1mmほどを切るだけで十分です。出血してしまった場合はすぐに止血し、動物病院で受診しましょう。
爪切りの際は、白くややカーブした部分、先端から1mmほどを切るだけで十分です。出血してしまった場合はすぐに止血し、動物病院で受診しましょう。
ご褒美のおやつをあげる
飼い主とフクロモモンガ、双方にとって大変な爪切りですが、無事に完了したらフクロモモンガにご褒美のおやつをあげましょう。おやつは小動物用のゼリーやマシュマロなど、好きなものを用意してあげます。そして、たくさんほめてあげるとフクロモモンガも喜びますよ。
爪切りのあとにたくさんほめてもらえて、おやつも貰えると覚えれば、爪切りを徐々に嫌がらなくなり負担は軽くなっていくでしょう。
爪切りのあとにたくさんほめてもらえて、おやつも貰えると覚えれば、爪切りを徐々に嫌がらなくなり負担は軽くなっていくでしょう。
フクロモモンガの爪を切る時におすすめのハサミ
フクロモモンガが手の中で眠ってしまい、何も出来なくなってしまうのあるあるですよね~? pic.twitter.com/YzhuJZsWGc
— 雪崩式二枚舌 (@kaerekiko) August 3, 2022
フクロモモンガの爪を切る際には人間の爪切りと同じものではなく、小さな爪を安全に切ることに適した形状のものをおすすめします。また、万が一暴れてしまってもフクロモモンガのけがを防ぐために、刃先が丸いものを選びましょう。
小動物用のハサミもありますが、代用できるものもあります。どのようなものがあるのか、詳しく解説します。
小動物用のハサミもありますが、代用できるものもあります。どのようなものがあるのか、詳しく解説します。
- 小動物用の先の丸いハサミ
- 人間の赤ちゃん用の爪切り
- 医療用の抜糸ハサミ
- 爪とぎ止まり木を使う
小動物用の先の丸いハサミ
小動物用の爪切りは、小さなはさみやニッパーのような形状です。小さな爪でも切りやすいように工夫がされており、例えば刃先をカーブさせてカットする場所が見やすいようにしていたり、爪を固定できるようにくぼみがつけられていたりします。
また、小動物が暴れてもけがをしないよう刃先が丸くなっているものを選びましょう。
また、小動物が暴れてもけがをしないよう刃先が丸くなっているものを選びましょう。
初回公開日:2022年08月05日
記載されている内容は2022年08月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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