ハリネズミが懐かない原因って？懐かせる方法や注意点なども解説

「ハリネズミは懐かないって本当？」
「ハリネズミを飼ってみたいけど、懐かないなら少し不安」
「可愛いハリネズミを飼い始めたけど、全然懐かない」
このように、ハリネズミは懐かないという話を聞いて飼育を迷っていたり、飼い始めたは良いけど懐かないから、困っていたりする人もいるのではないでしょうか。

この記事では、ハリネズミの生態をはじめ、ハリネズミが懐かない原因や懐いてもらう方法、飼育をするうえで気をつけたいことなどを紹介していきます。

この記事を読むことで、懐かないハリネズミと上手に付き合う方法について知ることができます。その知識を活用すれば、今抱えている悩みを解消することができるでしょう。

ハリネズミと仲良くなりたい人は、ぜひこの記事をチェックしてください。

ハリネズミは群れをつくらず、単独で行動することを好む動物です。そのため、群れをつくって生活する犬などと比べると懐かないように感じられます。

また、ハリネズミが品種改良を重ねられていない動物であることも、懐かない原因です。野生のそのままに近い生態であるため、人間には懐きにくいのでしょう。

しかし、上手に接することができれば懐かないハリネズミも次第に慣れ、仲良くなることも可能です。より良い接し方を知り、実践して仲良くなりましょう。

ハリネズミは、ハリネズミ科に属しています。細かく分けると多くの種類のハリネズミが存在していますが、日本で主に流通しているのはヨツユビハリネズミという種類です。

ハリネズミの種類によって、その特徴や性格は異なってきます。ハリネズミを上手に飼育して仲良くなるためには、その子の特性を知っておくことが大切です。

ここでは、多くの人が飼育するヨツユビハリネズミの生態について紹介していきます。

ハリネズミの寿命は2～5年ほどです。ハムスターやモルモットなどの小動物と同じくらいの寿命ではありますが、犬や猫などと比べるととても短く感じられるでしょう。

ただし、寿命は飼い方次第で長くも短くもなります。飼育環境が整えられていなかったり、運動や栄養が足りていなかったりすると体調を崩してしまい、寿命よりももっと短い期間で亡くなってしまいかねません。

一方で、大切に飼育されていると5年よりももっと長く生きられることもあります。適切な飼育方法を理解し、大切に育ててあげてください。

ハリネズミが懐かないと言われるのは、その性格にも原因があります。ハリネズミは非常に憶病な性格です。人の行動や物音にも敏感に反応します。びっくりすると隠れてしまうこともあるでしょう。

また、怒りっぽい性格でもあります。特に人に慣れていない子だと、人の動きに反応して針を逆立てて威嚇する姿が見られるでしょう。加えて、人とのコミュニケーションもあまり得意ではないことから、ハリネズミは懐かないと感じられるのです。

野生下のハリネズミは主にミミズや昆虫、カタツムリなどを食べており、肉食性が強いです。時には果物や野菜、木の実、キノコ類などを食べることもあります。

飼育下では、専用のフードをメインに与えましょう。加えて、おやつとして生きているミルワームやコオロギを与えるようにします。

専用フード以外を与えることも可能ですが、原料や含まれている栄養がハリネズミに適しているかを確認してから与えるようにしてください。

ハリネズミは普段、あまり鳴くことがありません。少なくとも、大きな声を聞くことはないでしょう。時折、鳥のような高い声で「ピーピー」「キューキュー」と鳴くことがあります。

注意して聞いてほしいのが、威嚇をしているときの鳴き声です。「シュー」「フシュッ」という音を鼻から出します。この音はハリネズミが威嚇をしている証拠であるため、この音を聞いたときは関わり方に気をつけるようにしましょう。

ハリネズミは皮膚病にかかってしまうことがあります。皮膚病になると、背中に生えている針が抜け落ちてしまうのです。悪化するとつるつるになってしまうこともあります。抜け落ちた針はなかなか生え変わらないため、早めに治療をしてあげましょう。

また、恐れられているのが、ふらつき症候群という神経系の病気です。この病気にかかると後ろ足から力が入らなくなって、次第に全身へと麻痺が広がり、悪化すると亡くなってしまいます。

ふらつき症候群は、原因も治療法もはっきりと分かってはいません。異変を感じたらすぐに病院に連れて行ってあげましょう。

出典：ハリネズミの皮膚病について｜井上動物病院横浜市旭区 動物病院
参照：http://inoue-animalhospital.jp/information/company-2/364-2016-04-02-10-34-09.html

出典：ハリネズミさんのハリネズミふらつき症候群（WHS）｜川口市の動物病院なら、どうぶつのセンター病院
参照：https://www.animalpro.jp/2017/04/30/649/