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馬の平均寿命・ギネス・人間とオウムとの差|サラブレッド

更新日:2024年04月07日

馬は昔から人間にとってつながりの深い生き物で、生活には欠かせない家畜として、また現在では競馬などの娯楽としても欠かせません。身近にいる生き物ですが意外に知らないことも多く、寿命についてもそのひとつです。ここでは馬の寿命について、ご説明します。

馬の平均寿命・ギネス・人間とオウムとの差|サラブレッド

計算式・2

また、競走馬の場合、1~3歳までの成長スピードがとても早く、人間の年齢に例えると馬:1歳=人間:6歳、馬:2歳=人間:12歳、馬:3歳=人間:17歳とも言われています。これらを基準に、4歳以上の馬については、1年につき3倍したものを足していくという計算の仕方もあります。

【4歳以上の馬の年齢計算式】
(馬の年齢-3)×3+17=人間の年齢

馬の平均寿命

一般的に馬の平均寿命は20~30とされており、中には40歳まで長生きする馬もいるとの事です。なお、人の手で環境などを整えられたかどうかでも、平均寿命に大きな差があります。野生で生活している半野生化した馬だと寿命は短く、平均寿命は約10歳だと言われています。

飼育されている馬は、食事をはじめとする健康管理に細かな手入れなど、すべて人間によって行われています。また、野生動物は歯が無くなれば餌を食べることができなくなり、やがて死んでしまいます。そのため、長生きをさせるために人の手による健康管理は必要です。

サラブレッド馬の寿命

競走馬は7~8歳くらいになると高齢と言われ、軽種のサラブレッドで20歳前後が寿命とされています。競走馬として品種改良されたサラブレッドは、人を背負った状態で数分間継続して50~70キロの速度で走る能力を持つと言われています。

競走馬は若い頃から心肺機能を鍛えるために厳しいトレーニングを重ねており、また心身ともにギリギリのところまで追いつめるレースは過酷です。そのため、牧場でのんびりと過ごしている普通の馬に比べれば、競走馬として鍛えられた馬の方が死亡するリスクが高く、寿命が通常よりも短いのも仕方のないことでしょう。

また名を残して引退した競走馬以外で、実際に寿命まで生きられる馬はそう多くはありません。残念なことに、飼育にお金がかかるという理由から、殺処分されてしまうことが多いからです。そのため寿命が20歳とは言っても、10歳以上まで生きられる馬が少ないというのが悲しい現状です。

元競走馬の長寿記録

日本サラブレットの寿命で最高齢の記録を保持していたのは、1996年に35歳3ヶ月で死んだ三冠馬のシンザンが有名です。

ところが、2014年に元競走馬のシャルロットが、シンザンの持つサラブレッド最高寿命記録を抜いたことで話題を集めました。競走馬時代はアローハマキヨという名前でしたが、引退後はシャルロットと名前を変え、現在はゆったりと余生を過ごしているとの事です。新年を迎え、今年で39歳となりました。

馬のギネス記録の寿命

ギネスブックに登録されている寿命最高齢は62歳です。イギリスのオールドビリー(1760~1822年)という馬で、一般の農家で飼われていた雑種の馬でした。しかも寿命で死ぬ3年前まで運河のはしけ船を引く使役場として働いていたとの事です。人間にすれば240歳くらいで、この記録が塗り替えることは難しいのではないでしょうか。

また、サラブレッドの寿命で世界最長寿のは42歳のタンゴデューク(1935~1978年)で、人間にすれば160歳くらいになります。この馬は競走馬ではありましたが、競走馬としては特筆すべき記録はなかったそうです。

馬と他の動物の寿命の差

人間

2017年3月、厚生労働省が公表した生命表によると、日本人の平均寿命は男性80.75歳、女性86.99歳で、過去最高を更新しました。

また、世界の平均寿命の上位5位までは下記のとおりです。第1位は香港で、男女合計の平均寿命が84.3歳です。なお、日本は男女合計の平均寿命が83.84の第2位になりました。以降、第3位のマカオが男女平均寿命83.59歳、次いで第4位がイタリア男女平均寿命83.49歳、第5位のスペインが男女平均寿命83.49歳という結果になっています。

このように、人間の平均寿命は男女ともに年々伸びています。医療の発達、食生活や生活の向上などにより、現在では100歳を超える人もだいぶ増えてきました。

インコ・オウム

身近にいる意外に寿命が長い生き物は鳥類です。特に大型のオウムは比較的長命なので、人が2世代にかけて飼い続けるなどということもあります。

小型のセキセイインコでも平均寿命10歳、それ以外でも長くて20年生きる種類もいます。また、中型のインコの平均寿命はは15~25歳、大型のオウムの寿命は30~70年とされており、一番長く生きたオウムは100歳生きたと言われています。
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初回公開日:2018年01月14日

記載されている内容は2018年01月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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