エミューってどんな動物?エミューの特徴や飼育方法・購入方法を紹介
更新日:2024年06月21日
エミューの歴史
エミューは、オーストラリアに生息するダチョウ目の鳥です。かつてはオーストラリア以外にも生息していましたが、狩猟や駆除運動の影響で絶滅してしまったと言われています。
現在はオーストラリアの沿岸部・森・山・草原・荒地など国内で広く分布しているため、「後向きに歩けない=前進あるのみ」という意味を込めて国のシンボルになっているそうです。
飛べない鳥ですが、猛スピードで走ったり、必要とあらば泳ぐこともできます。
現在はオーストラリアの沿岸部・森・山・草原・荒地など国内で広く分布しているため、「後向きに歩けない=前進あるのみ」という意味を込めて国のシンボルになっているそうです。
飛べない鳥ですが、猛スピードで走ったり、必要とあらば泳ぐこともできます。
エミューは世界で2番目に大きい鳥
エミューは、ダチョウの次に大きい鳥です。現存する鳥類の中でダチョウは世界で有数大きな鳥だと言われているため、エミューは世界で2番目に大きい鳥ということになります。
ダチョウとエミューは骨格がよく似ていますが、エミューの方が頭部の毛色が濃く、瞳がオレンジ色(ダチョウは黒)が多い傾向にあります。
決定的な違いとして挙げられるのは足指の数で、鳥類は基本4本ですが、エミューは1本退化して3本・ダチョウは2本退化した2本指になっています。
ダチョウとエミューは骨格がよく似ていますが、エミューの方が頭部の毛色が濃く、瞳がオレンジ色(ダチョウは黒)が多い傾向にあります。
決定的な違いとして挙げられるのは足指の数で、鳥類は基本4本ですが、エミューは1本退化して3本・ダチョウは2本退化した2本指になっています。
エミュー大戦争
第一次世界大戦後に退役した者たちが開拓民となって西オーストラリアで作物を育てていましたが、それを荒らしにくるエミューの群れがおりました。
困った開拓民たちが政府に相談すると、当時の国防大臣により軍を使った駆除作戦を行うことが決まります。
そして1932年に約2万匹のエミューを相手とする駆除作戦は実施され、群れを待ち伏せして一斉射撃したり、車で並走しながら射撃するなど軍はあらゆる策を試しました。
しかし素早く危険を察知して散らばってしまうエミューに苦戦し、結果的に駆除できたのは約1000匹、使用した弾丸は9860発で「軍事費の無駄使いだ!」と国民から避難されて終戦しました。
困った開拓民たちが政府に相談すると、当時の国防大臣により軍を使った駆除作戦を行うことが決まります。
そして1932年に約2万匹のエミューを相手とする駆除作戦は実施され、群れを待ち伏せして一斉射撃したり、車で並走しながら射撃するなど軍はあらゆる策を試しました。
しかし素早く危険を察知して散らばってしまうエミューに苦戦し、結果的に駆除できたのは約1000匹、使用した弾丸は9860発で「軍事費の無駄使いだ!」と国民から避難されて終戦しました。
エミューの生態
動物にはそれぞれの生体や特徴がありますが、エミューに関してはどのようになっているのでしょうか。7項目に分けて、生態および特徴についてをご紹介していきます。
エミューの生態
- 生息地
- 大きさや重さ
- 寿命
- 性格
- 鳴き方
- 卵
- 羽
1:生息地
生息地はオーストラリア、国内全土の草原・硬葉植物で成り立つ森林・サバンナにある林地などに生息しています。
グレートオーシャンロードのタワーヒル保護区・ビクトリア州のアウトバック(砂漠中心の人口希薄地帯)・ニューサウスウェールズ州・サザンクイーンズランドで見ることができます。
人が多い場所を嫌うため、大人数が集まる場所で観察することは難しい場合もあります。
また、野生は特に人間そのものから避ける傾向があるため、観察の際は無駄口や興奮した言動は慎んだ方が良いでしょう。
グレートオーシャンロードのタワーヒル保護区・ビクトリア州のアウトバック(砂漠中心の人口希薄地帯)・ニューサウスウェールズ州・サザンクイーンズランドで見ることができます。
人が多い場所を嫌うため、大人数が集まる場所で観察することは難しい場合もあります。
また、野生は特に人間そのものから避ける傾向があるため、観察の際は無駄口や興奮した言動は慎んだ方が良いでしょう。
2:大きさや重さ
エミューの平均体長は約1.6~2m、平均体重は約40~60㎏です。
体長はダチョウの次に高いので世界で2番目に大きな鳥とされますが、体重はダチョウとヒクイドリに次いで3番目に重いと言われています。
ちなみに、ダチョウの平均体重は約150kg、ヒクイドリは雌の平均体重が約58kg(雄は約29~34kg)となっています。
エミューとヒクイドリの間では個体によってエミューの方が体重が勝ることもありますが、一般的にはヒクイドリの方が重たい個体が多いそうです。
体長はダチョウの次に高いので世界で2番目に大きな鳥とされますが、体重はダチョウとヒクイドリに次いで3番目に重いと言われています。
ちなみに、ダチョウの平均体重は約150kg、ヒクイドリは雌の平均体重が約58kg(雄は約29~34kg)となっています。
エミューとヒクイドリの間では個体によってエミューの方が体重が勝ることもありますが、一般的にはヒクイドリの方が重たい個体が多いそうです。
3:寿命
エミューの平均寿命は、約20~30年です。これは野生の場合の寿命ですので、適切な飼育環境下であればもっと長生きする可能性があると言われています。
ペットとして考えた場合、20年~30年以上生きてくれたらかなり思い入れが深い存在となり得ます。
しかしダチョウの平均寿命は約40年、ヒクイドリは30年(飼育下18~50年)ですので、似た系統の鳥類と低くするとやや短命であると言えます。
ペットとして考えた場合、20年~30年以上生きてくれたらかなり思い入れが深い存在となり得ます。
しかしダチョウの平均寿命は約40年、ヒクイドリは30年(飼育下18~50年)ですので、似た系統の鳥類と低くするとやや短命であると言えます。
4:性格
野生の場合は人間に対する警戒心を強くもっていますが、基本的には攻撃的な態度を見せない優しい鳥だと言われています。
しかし、犬や猿などの動物は無害でも天敵と勘違いして攻撃されることがあります。
ただし、繁殖期は種類関係なく外部の存在に対する警戒心が強くなるので人間も近付くと危険です。
威嚇だけならまだしも蹴りの攻撃を食らうとひとたまりもない状況になり得るため、いずれの時期でも野生種には安易に近付かないことです。
しかし、犬や猿などの動物は無害でも天敵と勘違いして攻撃されることがあります。
ただし、繁殖期は種類関係なく外部の存在に対する警戒心が強くなるので人間も近付くと危険です。
威嚇だけならまだしも蹴りの攻撃を食らうとひとたまりもない状況になり得るため、いずれの時期でも野生種には安易に近付かないことです。
5:鳴き方
初回公開日:2019年08月26日
記載されている内容は2019年08月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。