リチャードソンジリスの特徴と飼い方｜飼育の注意点と必要なもの

しつけでトイレの場所を教えるのは難しいですが、リチャードソンジリスは決まった場所で排泄をする習慣があるため、いつも排泄をする場所にトイレを設置すると良いでしょう。トイレを覚えるかどうかには個体差があり、トイレを覚えない個体もいます。

しかしトイレで排泄をするようになれば、掃除が楽になるだけでなく臭いも軽減されるでしょう。トイレを覚えた個体でも、トイレを不衛生にしていると違う場所で排泄するようになることがあるため、トイレはいつも清潔にしておくことが大切です。

リチャードソンジリスの飼い方や、飼育する際に必要なものなどについて解説しました。リチャードソンジリスを飼育する際には飼い方のほかにも気をつけたい注意点がいくつかあります。

ここではリチャードソンジリスを飼育する際の注意点について解説するため是非参考にしてみてください。

リチャードソンジリスはげっ歯類であり、前歯4本はそのままにしておくと伸び続けますが、食べ物を食べたり歯と歯が触れたりしたときの摩擦で削れるため、適度な長さを保つことができます。

しかしケージの金網などをかじったり、何らかの原因から歯が欠けてしまったりすると、不正咬合と言われる歯と歯の摩擦ができない状態になってしまう可能性があり注意が必要です。

不正咬合になってしまうと、歯が伸びすぎてしまい口から出るようになってしまいます。歯にトラブルが起きると上手く食事を摂ることができなくなり、健康状態にも影響を及ぼすため、こまめに歯のチェックをするようにしましょう。

リチャードソンジリスの健康管理のためには、便のチェックも怠らずに行うようにしましょう。ストレスが溜まったり、食事が合っていなかったりすると下痢になることがあります。

リチャードソンジリスのエサの種類を急に変えると下痢になりやすいため、別の種類のエサに変えるときには、いつも与えているエサに少しずつ混ぜて与え、徐々に量を増やしていきましょう。そうすることでそのエサがリチャードソンジリスに合っているかを判断することができます。

また便秘になると、それが原因で腸閉塞や盲腸などになる可能性もあり、重症化すれば命に危険を及ぼすこともあるため注意が必要です。

便秘が続くと食欲が落ち、重症化するとガスが腸に溜まって容態が急変することもあります。そのため便のチェックは怠らずに行ってください。

リチャードソンジリスは好奇心が旺盛でよく動き回る生き物です。そのためいろいろなところを動き回っているときにケガをする可能性があります。

ケガに気づかず放っておくと、傷口が化膿したりリチャードソンジリスが自分で傷口を噛んだりして、ケガが悪化してしまうことも考えられます。

病院で治療をしてもらっても、治るまでの間にリチャードソンジリスが自分で噛んでしまうことも少なくないようです。

そのため、外傷がないかをこまめにチェックするようにしましょう。神経質になって心配し過ぎる必要はありませんが、リチャードソンジリスとコミュニケーションを取るときなどにチェックする習慣をつけるのがおすすめです。