ヤモリはペットに向いているのか｜人気の種類や飼育方法を紹介

臆病な性格のヤモリが安心して過ごせるようケージ内には隠れ場所となるシェルターを設置するようにしましょう。

野生のヤモリは枯れ木の下に隠れたり、何かの隙間に潜んだりすることが多いです。隠れることでリラックスできるのでしょう。

飼育下でも隠れる場所を作ってあげることで、ヤモリが安心して過ごせるようになります。

ヤモリは寒さに弱い生き物であるため、寒い時期にはケージ内を保温して一定の温度を保つ必要があります。

とくに海外のヤモリは適温が約25℃から30℃くらいであり日本の寒さに耐えられないため、冬にはパネルヒーターを設置するようにしましょう。

パネルヒーターはケージ内に設置するとヤモリがやけどしてしまうため、必ずケージの外に設置してください。

ヤモリをペットとして飼育する際には飼育環境をきちんと整えるだけでなく、飼育するヤモリに適した餌を準備するのも大切です。

ヤモリの餌には生餌と人工餌の2種類があります。ここではヤモリがどのようなものを食べるのかについて見ていきましょう。

ヤモリは基本的に生きた昆虫を好んで食べます。人工餌を食べてくれる場合はそちらでも構いませんが、人工餌を食べないヤモリも多いため基本的には生きた昆虫を与える必要があると考えておきましょう。

具体的にはコオロギやミルワームなどの生餌を与えます。ペットショップなどで購入することができますが、餌として飼育しておくのがおすすめです。与える際にはそのままケージの中に入れるか、ピンセットで与えてください。

ヤモリの中には昆虫だけでなく人工餌を食べる個体もいます。人工餌に慣れている個体や、クレステッドゲッコーなどは人工餌を食べてくれることが多いようです。最近では嗜好性の高い人工餌もあるため、いろいろ試してみると良いでしょう。

しかしヤモリは基本的に昆虫の生餌が好物であるため、今まで人工餌を食べていた個体でも急に食べなくなってしまうこともあります。