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ヤマカガシは飼育できるの?ヤマカガシの特徴や毒性・似たペットを紹介

更新日:2024年06月06日

ヤマカガシは日本で最も強い毒を持った蛇です。生息域はとても広く自然が豊富な場所に生息しています。性格の特徴だけなら、飼ってみたいと思う方もいるかもしれません。しかし、ヤマカガシは特定動物に指定されており許可なく飼育することはできません。

ヤマカガシは飼育できるの?ヤマカガシの特徴や毒性・似たペットを紹介

ヤマカガシの性格

  1. おとなしい
  2. 動作が速い
  3. 臆病

ヤマカガシの性格1:おとなしい

ヤマカガシは基本的にはおとなしいです。これだけを聞くと飼育しやすそうに思うかもしれません。

しかし、ヤマカガシも広大な自然界に生きる動物です。おとなしいばかりでは餌をとることもできませんし、周りの天敵にやられてしまいます。

人間の場合、普段からやさしい人が怒るととても怖い場合がありますが、ヤマカガシも同様です。

危険が迫り身を守らなくてはならなくなった場合、日本では最強ともいわれる毒を使い立ち向かいます。

ヤマカガシの性格2:動作が速い

あまり想像ができないかもしれませんが、ヤマカガシはとても素早い蛇です。

餌の項目でも紹介しましたが、カエルや魚を食べています。特に魚は水の中で素早く動くことができますが、その魚を上回るスピードで魚を餌としていることを考えるとヤマカガシがどのくらい素早いかがわかると思います。

また、天敵から逃げるときものんびりしていてはやられてしまいますので、この素早さを活かしています。

ヤマカガシの性格3:臆病

ヤマカガシの最後の特徴は臆病であることです。

蛇が移動するときを想像するとわかると思いますが、蛇の移動はいつも音もなく、そ~っと移動していきます。このことからも、ヤマカガシが意外と臆病であることがわかると思います。

外見からは想像できないかもしれませんが、意外と臆病であるヤマカガシ。臆病である性格をカモフラージュするために見た目の模様が進化してきたのかもしれません。

ヤマカガシの毒

ヤマカガシの持つ毒は日本で最強です。

毒蛇といわれると、マムシやハブが有名だと思います。しかし、ヤマカガシの持つ毒の威力はマムシとハブを超えており、マムシの4倍さらにハブの8倍もの毒性を持っています。

飼育する場合は気を付けましょう。

日本に幅広く生息しているヤマカガシがそんなに強力な毒をもっているなんて驚きです。次に毒の主な作用と症状をご紹介します。

血液凝固作用

主な作用は血液凝固作用といわれるものです。

「凝固」とは「固まる」ということですが、ヤマカガシの持つ毒の真の狙いは決して血液を固めることではありません。

人間の体内に毒が入り込むことで一時的に血管内に小さな血の塊ができます。しかし、それをそのまま放置してしまうと血管が詰まってしまうため、その小さな血の塊を溶かそうとする働きが人間の体には備わっています。

しかし、その溶かす作用が働きすぎてしまうと血液がさらさらになりすぎてしまい、一度出血してしまうと止めることができなくなってしまいます。ヤマカガシの毒の真の狙いはここにあります。

症状

ヤマカガシの毒が体内に入り込んでしまうと、全身のいたるところで出血してしまいます。

体内に入った毒は血管を通して全身に回ります。症状としては、鼻血、全身の皮下出血、消化器官及び肺での出血などが多く人間の体を体内から攻撃します。

また、一時的に頭痛がすることもありその場合は体内に入り込んだ毒の量が多いことが考えられます。重傷の場合だと脳の内部で出血を起こしてしまうこともあります。

ヤマカガシを保護した場合の対応方法

もしも、ヤマカガシを保護することになったら特定動物の項目で触れたように、都道府県知事または政令市の長の許可、つまり自治体の許可をとることを忘れないでください。

違反してしまうと、罰則もありますのでくれぐれも注意してください。

ヤマカガシを保護した場合の対応方法1:報告する

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初回公開日:2019年08月09日

記載されている内容は2019年08月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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