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カーペットパイソンのモルフとは?選び方や飼育に必要なものも紹介

更新日:2024年07月17日

カーペットパイソンとモルフについて疑問や悩みはありませんか。この記事では、カーペットパイソンのポピュラーなモルフについて解説し、大体の価格や飼育に必要な道具なども紹介しています。カーペットパイソンに興味がある人はぜひ読んでみてください。

カーペットパイソンのモルフとは?選び方や飼育に必要なものも紹介
「カーペットパイソンに興味があるけれどモルフが何なのかよくわからない」
「種類が多くてどうやって選べばいいかわからない」
「飼育に必要なものを簡潔に知りたい」
カーペットパイソンやモルフに関して、上記のような悩みや疑問はありませんか。

この記事では、カーペットパイソンの基本的な情報や「モルフとは何か」、ポピュラーなモルフについて解説しています。また、飼育に最低限必要な道具やモルフの値段、選び方も紹介します。

本記事を読むことで、カーペットパイソンとモルフについての基本を理解できるでしょう。人気のあるモルフの概要を知ることができるので、カーペットパイソン選びの参考になります。

これからカーペットパイソンを飼ってみたいと考えている人はぜひチェックしてみてください。

カーペットパイソンとは

カーペットパイソンは別名カーペットニシキヘビと言います。有鱗目ニシキヘビ科オマキニシキヘビ属に分類される中型の蛇です。

インドネシア、中部と西部の砂漠地帯を除くオーストラリア、パプアニューギニアに分布します。森林やサバンナ、草原など多様な環境に生息しており、森林では樹上棲です。

完全な肉食で、鳥の卵やウサギ、ネズミなどの小型哺乳類を食べます。基本的に夜行性ですが、日中にバスキングしていることがよくあります。

また、オマキニシキヘビ属の「オマキ」とは、「尾を巻く」という意味で、木の枝に尻尾を巻きつける習性からきています。巻きつく力が非常に強いので、家具などに巻きつかれないように注意が必要です。

カーペットパイソンの性格

カーペットパイソンの性格は個体にもよりますが、そこまで荒くありません。どちらかといえばおとなしい性格のため、ハンドリングしやすいとも言われています。

たまに攻撃的な個体もおり、絶対に噛まないというわけではありません。特に、生まれてから1年程度は攻撃的な個体が多いとされます。これは野生下でこの期間に捕食対象となる危険が高いためです。ベビーの時に攻撃的であっても、生まれて2~3年たつと落ち着くことが多いでしょう。

カーペットパイソンには神経質な個体が多いとも言われます。神経質な個体の場合は人慣れするのに時間がかかるため、慣れない間は噛みついてくることがあります。

カーペットパイソンの寿命

カーペットパイソンの寿命は平均で20年ほどです。中には50年近く生きる個体もいます。

小型のものも含めて蛇全体の寿命は、大体15~20年と言われています。カーペットパイソンは蛇の中では中型なので、長生きです。

また、飼育下では野生下よりも寿命が長くなるのが一般的です。ただし、狭いケージで飼育することで運動不足になり、短命につながってしまうので注意が必要です。

カーペットパイソンを飼いたいと考えている場合は、「長い付き合いになること」「最後まで責任を持って面倒をみられるか」という点を、購入前にきちんと検討することが大切です。

カーペットパイソンのモルフとは?

一般的にモルフとは、突然変異やカラーの組み合わせで新しい体色を定着させた個体のことを言います。エキゾチックアニマルの世界ではよく使われる言葉ですが、学術的にはっきり定義されているわけではありません。

一般的には、単一遺伝する遺伝子の名称や、複数の単一遺伝する遺伝子の組み合わせの名称のことです。

特定の遺伝子を持った個体を交配させることで、新しいカラーの個体が作られます。このような個体のことをデザイナーズカーペットパイソンと呼びます。

基本的に、販売されている個体には、かけ合わせ(遺伝子の組み合わせ)のモルフ名が記載されています。記載がない場合は、かけ合わせのモルフ名がわかっていないことが多いです。

ダイヤモンドカーペットパイソン

ダイヤモンドカーペットパイソンはオーストラリア南東部に生息しています。成長すると全長2mほどになります。中には3~4mに達する個体もいるようです。

緑色のベースに、黒で縁取られた白色の菱形模様が点在するのが特徴です。ベビーの頃は地味ですが、成長するにつれ色がはっきりしてコントラストが美しくなります。

ほかのカーペットパイソンのモルフと比べると体色が個性的で人気がありますが、WC(人間の飼育下で繁殖された個体のこと)の流通がなく、飼育難易度がやや高いと言われています。純粋なモルフは流通が少なく高価であり、流通しているものの中には雑種個体も多いです。

カーペットパイソンスノー

カーペットパイソンスノーは、アルビノの中でも、アメラニスティック(黒色色素欠乏)とアネリスリスティック(赤色色素欠乏)をかけ合わせた個体です。黒と赤の色素が抜け落ちるので、ベースは純白となります。黄色色素は持っているので、黄色い模様が現れたり、ピンクやオレンジ色が残ったりします。

このようなかけ合わせのことをモルフコンボと呼びます。アルビノは色彩変異の総称ですが、アメラニスティックを指すことが多いです。アメラニスティックの個体は真っ白なものは少なく、薄い黄色やクリーム色がほとんどです。目は赤くなります。

近年はダーウィンやタイガーなどのモルフから、アルビノなどの変異が発見されており、WCのアルビノ個体として注目されています。

ジャングルカーペットパイソン

オーストラリアのクイーンズランド州ケアンズに生息しています。全長は2mほどになります。カーペットパイソンの中で有名なモルフです。

鮮やかな黄色と黒とのコントラストが印象的なモルフで、個体によって色合いが異なるため、そのクオリティーによって値段が違ってきます。

ジャングルカーペットパイソンからはゼブラと呼ばれるモルフが作り出されました。ゼブラカーペットパイソンは、黄色のまだら模様が雷のようにギザギザになったものです。

ほかにも、ジャングルカーペットパイソンのモルフには、アイボリーやストライプ、アザンティックなどがあります。

ゼブラや、ベビーの頃からカラーがはっきりしている個体は、値段が上がる傾向にあります。
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初回公開日:2022年08月13日

記載されている内容は2022年08月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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