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ミシシッピニオイガメに日光浴は必要?飼育方法や注意点も解説

更新日:2024年07月17日

ミシシッピニオイガメを飼育する上で、日光浴が必要なのか疑問に思ったことはありませんか。本記事ではミシシッピニオイガメの日光浴の方法や注意点、飼育の仕方をまとめています。ミシシッピニオイガメを飼育したいと思っている人は参考にしてください。

ミシシッピニオイガメに日光浴は必要?飼育方法や注意点も解説

ミシシッピニオイガメは冬眠する?

ミシシッピニオイガメは変温動物のため、野生のものは冬眠することがあるようです。温かい地域に生息している個体は冬眠せずに一年中活動しているようです。

飼育下での冬眠は、あまりおすすめできません。冬眠に失敗すると死んでしまうことがあるからです。特に幼体は体力がないのでリスクが高くなります。

冬眠をさせないために、ヒーターで水温を保つようにしましょう。ミシシッピニオイガメの適温はおよそ23℃~30℃です。水温を25℃くらいに保つといいでしょう。なお、水温がおよそ15℃を下回ると冬眠の準備に入ってしまうそうなので注意しましょう。

ミシシッピニオイガメに日光浴は必要?やり方と頻度は?

ミシシッピニオイガメは日光浴をあまり好まない種類のカメですが、それでも適度な紫外線は必要です。紫外線が不足すると病気になるリスクがあるからです。そのため、適度な日光浴をさせる必要があるのです。

特に、水槽内に紫外線ライトとバスキングライトを設置していない場合は、定期的な日光浴を行うことをおすすめします。

日光浴の方法は、ミシシッピニオイガメをケースに移し、太陽光が当たる場所に移動させて直射日光を当てます。時間は5~15分程度でいいでしょう。これで充分な紫外線を浴びることができます。頻度は、週に1~2回程度を目安にしてください。

日光浴を行う際の注意点

直射日光に当てるだけなら簡単だと思われるかもしれませんが、何も考えずに日光浴をさせることはよくありません。

ミシシッピニオイガメを日光浴させる時には、注意しなければならないことがあります。そうでないと、かえって危険にさらすことになってしまったり、カメの体調が悪くなってしまったりすることもあります。

日光浴は、ミシシッピニオイガメの健康のために行うものです。日光浴中は目を離さず、カメの様子を注意深く観察しましょう。安全に日光浴をさせるためにも、特に以下のポイントに気を付けてください。

日光浴中は温度変化に注意

ミシシッピニオイガメは変温動物のため、外気温がカメの体温と同じになります。そのため、真夏や真冬の日光浴は特に温度変化に気を付ける必要があります。

真夏の場合、外の気温が暑すぎてミシシッピニオイガメの体温が上がりすぎてしまうことがあります。体温が上がると熱中症になってしまうため注意が必要です。対策としては、日陰を用意するといいでしょう。暑すぎるとカメが感じた場合、日陰に逃げることができます。

真冬の場合は、室内と外の気温差で呼吸器系に異常をきたす恐れがあります。また、カメも風邪をひくことがあります。冬場はなるべく暖かい日に日光浴をさせるようにしましょう。

カラスや野良猫など天敵に注意

ミシシッピニオイガメに日光浴をさせる時は直射日光の当たる場所に出さなくてはなりません。家の中だとガラスによって紫外線がさえぎられてしまうからです。

ベランダや庭などにミシシッピニオイガメを出す場合、天敵に襲われることがあります。カメにとっての天敵は、カラスや野良猫です。これらの動物は、人間が目を離したすきにカメを襲うことがあるので対策が必要です。ミシシッピニオイガメは小さなカメのため、カラスや野良猫に連れ去られてしまうことも考えられます。

日光浴中はカラスや野良猫が近くにいないか、よく確認するようにしましょう。フタのついているプラケースで日光浴をさせれば天敵に襲われにくく、より安全でしょう。

ミシシッピニオイガメを日光浴させるときは周辺環境に注意しよう



ミシシッピニオイガメを飼おうと思っている人は、日光浴が安全にできそうか、自宅の周辺環境を確認しておくといいでしょう。

ミシシッピニオイガメは水中で過ごすことが多く、日光浴をあまりしない種類のカメと言われていますが、中には日光浴を好む個体もいるそうです。カメの様子を見ながら、日光浴の頻度を調整するといいでしょう。

また幼体の時期は、成長のために成体よりも紫外線を必要とします。幼体の時期に紫外線が不足すると病気になってしまうため、幼体の日光浴はとても大事です。しかし幼体は体力が充分でないため温度変化に注意をしなければならないことと、小さいため野生動物に狙われやすい点に気を付けなければなりません。

安全に気を付け、ミシシッピニオイガメを定期的に日光浴させてあげましょう。個体に合わせた方法で日光浴をさせてあげれば、元気な状態で飼育することができるでしょう。

初回公開日:2022年08月06日

記載されている内容は2022年08月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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