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2017年11月14日

カラスの知能指数・実験結果・何歳・自動販売機|犬/オウム

カラスの知能の高さは、都市伝説?その実態を知れば知るほど、都市伝説じゃなかったんです。賢いとは思っていましたが、予想以上でビックリしました。カラスはなんと、鳥類でありながら鳥類を超えてしまった生き物なのです。その驚くべき生体とは?

カラスの知能指数・実験結果・何歳・自動販売機|犬/オウム

カラスの知能指数って?

明け方の繁華街。群れるカラスの大群と明け方の空と朝帰りの酔っ払い達。都会ではそんなイメージしかありませんが、そんなカラスも実は独特の習性を持ち、高い知能を持っているという話は聞きます。

田舎暮らしをした事のある人の方が、カラスの本性を目撃しているのではないでしょうか。石を投げたりした人間の顔を絶対忘れず、何日後かに復習したりします。また、カラスは仲間が死ぬとその上空をグルグルとしばらく飛び回っていました。土地の老人によれば、それはカラスの葬式なのだそうです。

そんな身近なのにミステリアスな、どうでもいいと言えば、どうでもいいカラスの気になるあれこれや、知能、自慢にならない雑学を紹介します。

鳥類ナンバー1の知能指数って本当?

本当でしょうか。狩りの上手い鷹や鷲の方が賢い気がするでしょうが、物を集めるコレクター癖や物を使って遊ぶ行動は、カラス以外の他の鳥類には見られないのだそうです。

野球のボールをくわえて、高い所から何度も落としているカラスも見かけられています。卵と間違ったのか、ボール遊びが面白かったのかはわかりませんが、たしかに他の鳥は、やらない行動です。

研究者によると、生きるために必要無い行動、つまり遊びをするのは、知能指数が高い証拠なのだそうです。脳味噌も猫や犬よりも大きく、記憶力も良くて、うまく食事にありつくためなら、あらゆる物を道具に使う知恵もある、というのですから驚きです。

カラスの雑食性って?

カラスの知能もさることながら、その生命力の強さには雑食性というキーワードもあります。もともとカラスは、木の実から植物から新鮮な死骸など何でもござれのタフさがあります。

野生の世界において、息を引き取ったばかりの死骸を食べることは、大いなる自然のサイクルであり生きのびるのに当たり前のことでしたが、人間の生活水準が上昇するにつれ、都市部カラスの食生活も大きく変化しました。

自然界では摂取しづらい、人間と同じ栄養価の高い残飯を何年も食べ続けたことが、カラスの知能の進化に与えた影響はわかりませんが、人間が食べる物を何でも食べられる雑食性が、大繁殖の鍵だったことは間違いありません。

都会のカラスって?

年齢や季節によって移動しますが、そのほとんどがハシブトガラスと言われています。日本カラス勢力を大きく二分する、より知能的と言われるハシボソガラスより体がやや大きく、力も強いので楽に暮らせる飯場争いに勝った結果と言われています。

モヒカン気味の頭や太いクチバシ、ズングリムックリなワガママボディが特徴で、都会では繁華街の生ゴミを食料にしています。お店が排出する人間にとっての生ゴミの多くは、カラスにとっては、まだまだ食べられるありがたい物です。

賞味期限切れや、肉の筋や臓物類、残飯なんかは人間がさっきまで口にしていて、残した食べ物ですから、調味もされているご馳走です。しかし、人間の食べ物を食べているカラスの肉は臭みが強く美味しくないそうです。

都心部でカラス対策により減少?

東京都が政策の一つとして問題視しているのが、カラスの大繁殖対策です。昭和60年の調査では、約7千羽のカラスが確認されていますが、その16年後の平成13年度には3万6千羽にまで増加しました。

この時期の国内は、小泉内閣発足や狂牛病など、バブル経済後の後始末や立て直しの時代でした。カラス問題も例に漏れず、それまでは放置された結果、13年で5倍以上にまで異常繁殖したのでしょう。

東京都では、そこをターニングポイントに、具体的な取り組みとして捕獲や巣の駆除などを行ってきました。今まで無敵の都会のカラスに、人間という天敵が現れ、知能犯のカラスは郊外の自然が多い地域に生息拠点を移してきています。

田舎のカラスって?

体は比較的こぶりで、シュッとしたスタイルの印象が特徴のハシボソガラス。代表的なエピソードでは、くるみを車道の輪立ちに正確に置き、車に割らせる行動など国内では、知能が高いことでも有名です。

田舎に多い種のカラスと言われていますが、都会と田や山が近い地域では、繁華街と自然を行き来している生態も確認されています。その場合、ハシボソはハシブトに一定の距離を置き警戒しているように見えます。

一方、完全に大自然の田舎に生息しているハシボソは、天然のものを食べているので食肉しても臭みがなく美味しいそうです。日本では伝統食文化的にも誰も食べませんが、中国あたりでは食肉が普通です。

カラスの知能の実験結果が凄い

カラスの知能を知るうえで、興味深い実験結果があります。その実験には細長い水瓶が用意されました。一羽のカラスが、その水瓶から、どうやって水を飲むかという実験です。普通に飲もうとしても、水瓶は細長くてクチバシは水にとどきません。どこで覚えたのか、このカラスは石を次々と水瓶に入れ、水面を上昇させ水を飲みました。

また、9羽のカラスがどれだけ人間を憶えているかという実験では、悪役、善役、中立役の三人のエサ係に、三日後と一ヶ月後にも接触させました。すると、ほとんどのカラスが善役のエサ係を選びました。

これらの実験結果は、カラスに自意識や思考があることを、証明しています。と、同時にそれには多少の個体差があることも裏付ける結果です。

カラスの驚異的な記憶能力

三歩歩くと忘れるニワトリなどと、鳥類を馬鹿にする言葉がありますが、カラスは違います。実験では、カラスの死骸を持たせてカラスの群れを歩いてみたところ、3年はその人物を警戒し続けたそうです。

知能が高いカラスは、「認識」「記憶」「警戒」「伝達」を脅威から逃れるべく習性として、自分だけではなく、群れと共に生きのびるために行動、記憶します。

また、人間食生活にどっぷりのカラスとは言え、弱肉強食の世界であることには変わりはありません。満腹の時に、非常食を隠す習性も知能の一つとしてありますが、その場所を決して忘れない優れた記憶力もかなり知能的です。

カラスの知能は人間で言うと何歳?

これには、いろんな見方があり研究者のあいだでも長年、ちょっとした論争にもなっています。「小学生くらい」だと言う派、いやいやもっと賢く「成人の大人」とほぼ変わらないと主張する派がいます。

これは「人間で言うと何歳」という定義だけに焦点を当てれば、7歳の小学生くらいだろうと言われています。しかし、知能と脳の話はまったく別の話で、我々人間は「脳の一部である知能部分」が極端に発達しているに過ぎないと言えます。

つまり人間は脳全体を使い切っているとは言えません。脳の構造の違いはあれど、知能以外の部分が優れた動物には、その脳分野で人間はあっさり負けます。そういった意味では、まだ謎が多いカラスが人間以上に優れた脳分野を持っていても、ごく自然な可能性として否定はできません。

カラスの知能はなぜ高いの?

やはり、世界に目を向けると、カラス研究家は地球規模でいるもので、カラスのあまりの賢い行動に「羽を持った霊長類」と形容する学者もいるほどです。その中でも興味深いのは、ドイツの研究者が発表した「なぜカラスは知能が高いのか」という研究です。

その答えに「平行進化」という仮説をたてました。平行進化とはどういうことかというと、生物の進化という大きな、くくりで見られる現象で、まったく違った種で似通った進化が見られる現象を言います。

その仮説の核は、カラスの学習記憶能力です。さまざまな異種から、どんどん学習して頭脳を高めていける、ただ一つの鳥類がカラスだと言う仮説です。そしてそれらを、近くの仲間が学習すると同時に、伝えることにもなり、仲間からまた別の仲間へ広がっていきます。

カラスの脳神経の複雑さが頭の良さの秘密?

カラスの脳を研究したところ、知能の源である脳神経の複雑さ、神経細胞間の結合の数が関係していることがわかりました。「ワタリガラス」が最も知能の高いカラスと言われていますが、カラスの中では身体が大きい種類です。

霊長類と鳥類は、脳の構造も違いますが知能を発動する時に使う、脳の場所も違います。鳥類のなかでもカラスだけが、脳の使い方において独自の進化を遂げたのは、奇跡でもありまだまだ可能性も秘めている謎です。

知能が高いカラスは自動販売機の小銭を集める?

ハシボソガラスの仕業ならあり得ると専門家は見ています。田園や里山に生息が多い種で、ハシボソの名前のとおり、クチバシが細く太い声で鳴くのが特徴で、遊びや独特の狩り、道具を使うなどが目撃され、とても賢い種として有名です。

もう一種のハシブトガラスは、都心部に多く生息する種で、クチバシが太く鳴き声が高音なのが特徴です。地方により両種が混在しているのも面白い生態系です。歌舞伎町の朝のゴミ袋からブレックファーストと洒落こんでいるのは、ほとんどハシブトガラスです。

近年では、カラス研究チームが発表したカラス自販機が話題です。カラスにコインを拾ってこさせ、自販機にコインを入れるとエサが出るという仕組みですが、まだ研究段階で実用にはいたっておらず、これからが楽しみです。

カラスの知能についての論文

アメリカのカラス研究家の論文では、カラスが仲間の死に直面した時、なぜ集まるかの謎に迫りました。あの集団行動はお葬式ではなく、仲間の死骸がある場所から、これから生きていく上で危険があるか無いか情報交換している行動だと発表しました。

また、カラスに危害を加えたり、脅威となる人間にも同じ群集行動をし、辺りを鳴きながら飛び回り、お互いに警戒を強める習性があり、もっと踏み込んだ、互いの第三者的観察も、カラス達は群れの中で行っていると発表しました。

そういったカラスの集団コミニケーションのなかに、社会性が見え隠れするのも驚きですが、一羽でもカラスは、独自で思考し遊んだり、エサ取りにも道具を使います。霊長類とはまったく違う脳構造で、高い知能を持つという驚異的な鳥類で、さらなる研究は今も続いています。

知能が高いカラスの遊びって?

「電線にとまっていたカラスが、突然前転し逆さ吊りになり、さらに足をパッと離して落下を楽しむように飛んでいった」。「雪屋根の上で道具を使い何度も繰り返し、ソリすべりのように行ったり来たりする」。「飛行中に落下物を落とし、地面に着く前に急降下してキャッチする」などなど他にも、鹿のフンを鹿の耳に入れるカラスという意味不明なことも時としてします。

カラスの遊びに、パターンは無く個々が独自にやっています。

カラスは賢いだけでなく他の鳥類と違い、人間の生活区域で簡単にエサにありつけるため、遊ぶ暇があると、なんとも優雅な話ですが、研究者は語っています。猫や犬もそうですが、カラスはペットではなく完全野生なので、相当うまく人間社会を利用しています。

カラスと色んな動物達どちらの知能が高いのか?

最初にも紹介しましたが、脳の大きさと知能は比例しないという脳の不思議。今までの通説では、脳そのものが知能だと誤解していただけだった、という新たな脳研究発表で、逆に脳の全体をうまく使えていない人類ということが判明しました。

こういった事実を踏まえると、知能が高いカラスに興味を持つこと自体、知能というただ単に脳の一部分に過ぎない、人間主体な得意分野からの視点なだけで、全生物界での能力のトップはという話は、また別次元です。

いくら人間の知能が高くても、思い上がって平和利用できなければ、何の意味も無いし、カラスの方がよっぽど賢いでしょう。話がそれましたがあくまで、知能一点にだけ焦点を当ててカラスと、色んな動物を比較してみましょう。

カラスと犬はどちらの知能が高いの?

結果から言うとカラスです。犬は人間でいう2~4才程度の知能があるのに対し、カラスは7才程度の知能を持つと言われています。しかし、この実験結果には少し異論もあります。例えば飼い主との長い愛情でつながった犬は奇跡を起こす場合があります。

飼い主のピンチを察知し、助けようと危険に飛び込んだり、匂いが消えた遠い距離を探し当てたりします。悲しい大戦では、もと野良犬だった犬が健気に戦場で、敵と味方を判別しスパイを見つけたり、ガス攻撃を知らせ食べられない勲章と地位をもらいました。

一方でそれらは、知能ではなく脳の違う能力という見方もできます。通説であり知能というものだけならカラスということです。

カラスとオウムは?

これは同じ鳥類です。和歌を詠んだ古来から「オウム返し」という言葉があるくらい人間の言葉を真似ます。人間の子供も三歳児くらいだとよく「オウム返し」をふざけてするようになります。

カラスとオウムは両者ともに賢く、思考の複雑さと多様性は鳥類の中でも群を抜いています。研究者のさまざまな実験により、オウムは5歳児程度の知能と言われているのが通説で、カラスの方がちょっと賢いとされています。

しかし、通説は仮説に過ぎません。訓練を積んだオウムの思考能力の底知れぬ可能性を示すエピソードで、50の物体、7つの色、5の形を記憶し、簡単な会話もでき、死ぬ前夜「また明日、こんな風に会おう。」と、意味深な最後の言葉を残しています。

カラスとチンパンジーは?

チンパンジーの中でも、最も賢いとされているのが「ボノボ」、ピグミーチンパンジーとも言われます。ボノボはアフリカ語で「隠れた宝」。研究グループと暮らしたボノボは、言葉を理解し、人間の怒りを感じるとなだめます。

身体はゴツくて大きいですが争いを好まない、とても平和を重んじる性格で知性的と言えます。カラスの脳よりも大きな脳をもっていますが、知能を測るテストではなんと、カラスが勝ちました。

知能とはつまり、知能指数、IQであり、理解、分析、解説、予測、展開などがあげられます。知能は答えがあるものに発揮する数学力で、知性は答えがないものに発揮する「心」に近いです。ボノボは知性的です。人間はどちらでしょうか。

カラスと人間は?

知能で言えば、遥かに人間が上です。ゆえに時として人間は地球上でもっとも愚かな生き物です。カラスは、地球の自然を壊しません。人間は環境を破壊し、何年もどこかで戦争をしています。

戦地のカラスどころか生き物たちほぼ全体は、爆発や人間の異変を感じて、安全な地まで大移動しているでしょう。我々人間はいくら知能が高くても、それの根深さを知ったうえで、直ぐには何も止める術がありません。

世界経済崩壊、環境破壊からの地球規模の大氷河期の到来、何がきっかけで人間は変われるのでしょうか。その前に予想できうるさまざまな被害を、最小限に喰い止めるぐらいしか最善策は無いほど現代も近未来も愚かなままなのでしょうか。

カラスの歴史は人間の歴史?

戦後の日本の高度成長期は、公営住宅やマンション、ビルに高速道路と建築ラッシュが続き、家電や車が飛ぶように売れ、街の風景が一変しました。そこで森の奥に逃げた動物もいるなか、カラスは都会に見事に順応しました。

昔から当たり前のように、街に溶け込み違和感が無さ過ぎて、ここまで知能が高いとは思いませんでした。なんとなくカラスだけは絶対に絶滅しない気がします。何より人間を必要以上には恐れない冷静な知能の持ち主ですから。

カラスの知能の一つ、ユニークな遊びの進化も気になります。一部では嫌われ者のカラスですが、カラスが街から一羽もいなくなるような環境をつくってしまったら、それはそれでマズイのではないでしょうか。人間社会の鏡がカラスという見方もできます。
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