チョウゲンボウって飼育できるの?その生態や特徴・飼育方法について紹介
更新日:2024年06月19日
4:特技
チョウゲンボウは、ハヤブサの仲間ですが、素早い飛行はあまり得意ではありません。その代わりに、空中で静止しホバリングをしながら獲物をじっくりと探すことができます。
風を羽で受け止めながら浮かび、グラインダーのような飛び方をするのが特徴です。
チョウゲンボウの目は紫外線を判別できるといわれ、獲物となる動物の尿から生息地を割り出し、狩りを優位に行っていると推測されています。
風を羽で受け止めながら浮かび、グラインダーのような飛び方をするのが特徴です。
チョウゲンボウの目は紫外線を判別できるといわれ、獲物となる動物の尿から生息地を割り出し、狩りを優位に行っていると推測されています。
5:ヒナの特徴
チョウゲンボウのヒナは、白っぽい産毛に包まれ、巣の中で成長をしていきます。羽化して27~32日ほどで巣立ちがはじまります。子育てはオスも手伝い、完全に親から独立するまでは1か月以上かかると言われています。
ヒナの頃は、オスは尾の先が白っぽく、メスは黄色い斑点が体全体に見られ、生後1年で成熟した大人のチョウゲンボウになります。
ヒナの頃は、オスは尾の先が白っぽく、メスは黄色い斑点が体全体に見られ、生後1年で成熟した大人のチョウゲンボウになります。
6:鳴き声
チョウゲンボウは甲高い鳴き声が特徴です。普段は「キィキィキィ」「キッキッキ」と短く鳴き、鳴き声を聞けば耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
繁殖期になると、オスはメスへのアピールのために「キーキーキー」と何度も力強く鳴く姿が見られます。
繁殖期になると、オスはメスへのアピールのために「キーキーキー」と何度も力強く鳴く姿が見られます。
チョウゲンボウって飼育できるの?
生態や生息地を探ると、チョウゲンボウが実は街中や身の回りに生息をしている鳥だということがわかってきました。では、チョウゲンボウを一般の家庭で飼育することはできるのでしょうか。
野鳥として生息しているチョウゲンボウに出会ったときに、捕獲をしても問題はないのでしょうか。野鳥に関しての法律や、飼育可能なチョウゲンボウがいるかどうかを合わせてご紹介します。
野鳥として生息しているチョウゲンボウに出会ったときに、捕獲をしても問題はないのでしょうか。野鳥に関しての法律や、飼育可能なチョウゲンボウがいるかどうかを合わせてご紹介します。
鳥獣保護法によって野鳥の飼育は禁止
野生に生息している鳥類や哺乳類は、鳥獣保護法により守られています。鳥獣保護法とは、正式には「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」を示し、野生動物の生態系の保護や管理、または狩猟の制限などが詳しく定められています。
日本古来の野生のチョウゲンボウの捕獲・飼育は法律で厳しく禁止されています。鳥獣保護法はチョウゲンボウに限らず、その他の野鳥や動物にも含まれるため、野生動物を見かけた際には不用意に手を出さないよう注意が必要です。
日本古来の野生のチョウゲンボウの捕獲・飼育は法律で厳しく禁止されています。鳥獣保護法はチョウゲンボウに限らず、その他の野鳥や動物にも含まれるため、野生動物を見かけた際には不用意に手を出さないよう注意が必要です。
人間によって繁殖させた固体なら飼育可能
野生のチョウゲンボウを捕獲・飼育することはできません。国内やヨーロッパなどで行われている、人工的に繁殖された固体であれば、購入し自宅で飼うことができますチョウゲンボウ販売を行っているペットショップや、ブリーダーさんから購入が可能です。
販売されているチョウゲンボウは、アメリカの亜種であるアメリカチョウゲンボウが多く取り扱われています。
販売されているチョウゲンボウは、アメリカの亜種であるアメリカチョウゲンボウが多く取り扱われています。
チョウゲンボウの飼育での注意点
チョウゲンボウは人の手で繁殖させた固体なら飼育できるということがわかりました。では、飼育する際にどんなことに注意が必要なのでしょう。
与える餌や、飼育する際に気を付けるべき基本的な事柄を、いくつかご紹介します。
与える餌や、飼育する際に気を付けるべき基本的な事柄を、いくつかご紹介します。
チョウゲンボウの飼育での注意点1:同じ時間に同じことをする
チョウゲンボウはナイーブな面がある鳥といわれています。飼育では、どれだけ同じ時間に同じことをできるかが健康を保つキーワードとなります。
環境の変化を嫌うため、ちょっとしたことで食欲をなくしたり体重が落ちてしまうことがあります。餌の時間やお手入れの時間などは必ず決まった時間に行いましょう。
環境の変化を嫌うため、ちょっとしたことで食欲をなくしたり体重が落ちてしまうことがあります。餌の時間やお手入れの時間などは必ず決まった時間に行いましょう。
チョウゲンボウの飼育での注意点2:外に飛ばすのは危険
チョウゲンボウを飼った際に、鳥なので外を飛ばせてあげたいと思う飼い主さんもいるかと思いいます。しかし、チョウゲンボウは小さくても猛禽類です。
チョウゲンボウが快適に空を飛べる場所は、同じように野生の猛禽類が生息している場所です。いくら懐いていても、外に飛ばしてしまうと他の猛禽類に狙われたり、思わぬケガをするリスクが高まりとても危険です。
ハトくらいの小さなサイズのチョウゲンボウ。ご自宅内で飛ばすだけでも、十分運動をさせることが可能です。
チョウゲンボウが快適に空を飛べる場所は、同じように野生の猛禽類が生息している場所です。いくら懐いていても、外に飛ばしてしまうと他の猛禽類に狙われたり、思わぬケガをするリスクが高まりとても危険です。
ハトくらいの小さなサイズのチョウゲンボウ。ご自宅内で飛ばすだけでも、十分運動をさせることが可能です。
初回公開日:2019年08月21日
記載されている内容は2019年08月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。