ハルクインはどんなセキセイインコ？特徴や飼育に必要なものなどを紹介

ペットとしても人気のセキセイインコですが、その中でも「ハルクイン」という品種をご存知でしょうか。ハルクインは、ノーマルのセキセイインコが持つ黒い模様の部分が比較的少なく、全体的にやさしい雰囲気が人気の品種です。

本記事では、そんなハルクインの羽色や特徴、飼育に必要なものなどを詳しく解説します。記事を読むことで、ハルクインの特徴をはじめ、飼育するためにはどのようなものを準備すれば良いのかが分かるでしょう。

また、セキセイインコは羽根の色や模様の種類が豊富で、品種が多いのが特徴です。ハルクインの他のセキセイインコの見分け方についても併せて解説しているため、他の種類についても知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

セキセイインコの中でも人気のある「ハルクイン」は、白や黄色をベースとした羽色で黒い模様が少ないことから、やわらかい雰囲気の色合いが特徴の品種です。

ハルクインの種類には、黄色の部分が多い黄ハルクインや、白色の部分が多い白ハルクインのほか、4色ハルクインという珍しい色のハルクインがいます。

ここでは、それぞれの羽の色のハルクインについて詳しく見ていきましょう。

黄ハルクインは、全体的に見て黄色の部分が多く、お腹から下の部分にかけて黄緑色のグラデーションになっているのが特徴です。

ノーマル種のセキセイインコには、背中と羽根の部分に黒いさざ波模様がありますが、黄ハルクインの場合は、背中の部分にまばらに薄く残っている程度で、羽根の部分の模様はあったりなかったりします。

頭の模様もほとんどなく、目の周りに模様が出ているのが特徴です。

白ハルクインは、全体的に見て白色の部分が多く、お腹の下の方が青色のグラデーションになっているのが特徴です。

黄ハルクインと同様に、ノーマル種のセキセイインコに見られる背中の黒いさざ波模様がまばらに見られる程度で、羽根の模様はあったりなかったりします。

こちらも、頭にはほとんど模様が見られず、目の周りに模様が見られるのが特徴です。

4色ハルクインは、顔の一部が黄色い「イエローフェイス」が特徴で、顔のほか、背中や尾羽にも黄色が見られることがあります。

黄ハルクインや白ハルクインと同様に、ノーマル種のセキセイインコに見られる背中のさざ波模様はまばらで、ほとんど模様のないものや羽根の先に少し模様が入っているものもいます。

4色ハルクインは少し珍しい品種で人気が高いため、ペットショップなどで見かけることは稀と言えるでしょう。

ノーマル種のセキセイインコと異なり、黒いさざ波模様が少なく、やわらかい印象が特徴のハルクインですが、他にはどのような特徴があるのか気になる人もいるでしょう。

ここでは、ハルクインの特徴について詳しく見ていきます。

セキセイインコには、アイリスリングと呼ばれる白眼の部分があります。アイリスリングは生後半年くらいになると現れるのが一般的ですが、雛のときにはほとんど見られません。

しかし、ハルクインは成鳥になってもアイリスリングが現れず、アイリスリングの白眼の部分がないため、成鳥でも大きな目をしています。

アイリスリングがあると、怒ったり興奮したりしたときに黒目が小さくなるため、感情の変化がわかりやすいとされていますが、アイリスリングがないハルクインの場合は、感情の変化がわかりにくいでしょう。

雛のうちは黒く大きな目をしているセキセイインコですが、成長するに従ってアイリスリングが現れ、目に白眼の部分が出てくることでシャープな印象の大人っぽい顔つきになります。

しかし、ハルクインは成鳥になってもアイリスリングが現れず、白眼の部分はできません。

そのため、ノーマル種のセキセイインコと比べると、大きなくりくりの黒目が印象的なかわいい顔立ちと言えるでしょう。

ハルクインは、ノーマル種のセキセイインコと同じように、飼い主の声や音を真似ておしゃべりすることがあります。

ノーマル種のセキセイインコの場合、オスがメスよりおしゃべりが上手とされていますが、同様に、ハルクインもオスの方がおしゃべりが上手と言われています。

しかし、個体によってはおしゃべりが苦手な場合もあり、無理におしゃべりをさせようとするとハルクインにストレスを与えてしまうため、無理におしゃべりをさせないようにしてください。