ウロコインコの飼育方法や性格とは？寿命や飼育に必要なものも併せて紹介

ウロコインコは甘えん坊で、スキンシップが大好きな愛情深い性格をしています。

そのため、複数飼育することには注意が必要です。

野性下では群れをつくって暮らしていた鳥なので、1羽では可哀そうという声もあります。しかし、今までは大好きな飼い主を独り占めできていたのに、新しく別の鳥が家に来たらどう思うでしょうか。

ウロコインコは愛情深いゆえに嫉妬する鳥です。

飼い主の関心を横取りする個体を攻撃する行動も見られます。前述のとおり、ウロコインコのくちばしの力は強いので、怪我してしまう可能性があります。

相性がいい子同士であれば仲良くなることもありますが、基本的には単独飼育することをおススメします。

ウロコインコの年齢や体調にもよりますが、25度～30度程度が適温です。

暑いときは羽を開いて空気の通りをよくしたり、寒いときは羽毛を膨らませたり顔を埋めたりするので、様子を確認しながら温度を調整しましょう。

夏の暑さにはエアコンを、冬の寒さにはヒーターなどを使用し、適切な温度を保ちましょう。

発情期や換羽期になるとイライラするようで、普段穏やかな子でも噛みついてくることがあります。

発情期に合わせて換羽期も起こるようなので、できるだけ発情させない環境づくりが大切です。

発情させないためには、「ティッシュ箱やテントのような巣箱を与えないこと」、「日照時間を一定にして季節を感じさせないこと」、「餌をたくさん与えないこと」、「複数のウロコインコを飼わないこと」などが挙げられます。

あたち赤ちゃんのごはんなんかもういらないでち☹️
#ウロコインコ pic.twitter.com/ls1cqmnL0L

— mint (@2027_mint) June 14, 2022

この記事ではウロコインコの性格や寿命などの基礎知識から、適切な飼育環境まで幅広く紹介してきました。

ウロコインコは好奇心旺盛で愛情深く、飼い主に懐いてくれる鳥です。その反面、一緒に遊ぶ時間や放鳥する時間をしっかり確保しなければならないこと、噛み癖に対するしつけをすることが求められます。

ウロコインコの10～15年という平均寿命は、短いように思えて案外長い年月です。飼育下での最長寿命は30年という記録も残っています。

ご家族やご自身の体調の変化や、仕事の都合、転居などでライフスタイルがどんどん変わっていくでしょう。寿命を全うするまできちんとお世話できるか、しっかり検討してからお迎えしましょう。

限られた寿命の中でめいっぱい幸せになれるようお世話してあげるのはもちろんですが、ウロコインコは飼い主が可愛がれば可愛がっただけ愛情を返してくれるでしょう。

この記事を参考に、末永く素敵なウロコインコライフを送ってくださいね。