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【オス・メス別】文鳥の平均・最長寿命|シナモン/白

更新日:2024年03月26日

ピッピっと鳴く姿が愛らしい文鳥。最近ではクリームやシナモン、シルバーと新しい色目の文鳥が増えて、ますます私たちを楽しませてくれます。そんな文鳥の寿命はどれくらいかご存知ですか。今回は文鳥の寿命について、一緒に見ていきたいと思います。

【オス・メス別】文鳥の平均・最長寿命|シナモン/白

文鳥とセキセイインコで寿命は違う?

文鳥とセキセイインコは、どちらも小さくて愛くるしい姿に魅了される人も多い鳥でしょう。そんな文鳥とセキセイインコの寿命ですが、いずれもおよそ7〜8年と言われています。ただ、先ほども紹介したように、医療技術の進歩や餌の改良、飼育環境情報の共有などで、文鳥とセキセイインコのいずれの寿命も10年くらいまで伸びています。

そのため、文鳥もセキセイインコも寿命は同じくらいと考えてください。お迎えを考えている方は文鳥やセキセイインコの寿命を気にすることなく、好みで選ぶと良いでしょう。

病気の早期発見で寿命を伸ばしましょう

文鳥をお迎えしたら、まずは、毎日の健康管理に気をつけてください。あまり動物病院に行くことはなくても、何かあった時にすぐに小鳥を診てもらえる病院を2〜3カ所はチェックしておきましょう。飼い主が安心して診てもらえる先生を知っていれば心強いです。

そして文鳥の仕草・毛ツヤ・くちばし・羽の状態など、ちょっとした変化に気付いて適切な処置をすることにより、寿命を延ばすことにもつながります。実際にどのようなことに気づくけば良いのか紹介していきます。

身体を膨らませる場合

文鳥は体調が良くない時、身体を丸く膨らませて動きが鈍くなり、あまり囀らなくなります。身体を膨らませるのは、羽毛に空気を入れて下がっていく体温を維持するためです。これは文鳥の体調が良くない時に見られる典型的な症状ですので、注意してください。

この症状が確認された場合は、必ず気温を30度くらいに保てる環境を作ってください。動きも鈍くなるため、虫かごのようなケースにタオルを敷いてヒーターなどを用意し、その中にそっと文鳥を入れて、温度を保ちましょう。少し暗めの方が文鳥も落ち着きますので、部屋の照明も明るすぎないようにします。

真冬に温度を保つのは大変ですが、真夏のうだるような暑さでも、体調の悪い文鳥はどんどん身体が冷えていきますので、必ず保温して様子を見るように心がけてください。

文鳥自らが回復する体力があれば、症状は徐々に良くなっていきますが、文鳥は身体が小さいため、突然に異変を起こす場合があります。不安な人や文鳥を飼うのに慣れていない方は、すぐに文鳥を診察してくれる専門医の所まで連れて行きましょう。何よりも早急に気づいて対応することが、寿命を延ばすことにつながります。

骨折やケガなどの場合

文鳥は非常に身体が小さい鳥ですので、ちょっとした骨折やケガが原因で寿命を短かくしてしまうことがあります。放鳥時には文鳥の居場所をきちんと把握し、誤って踏んだりしないよう注意するように心がけましょう。

放鳥時に文鳥がバランスを崩して骨折したり、ケガをしたり、出血した場合などはすぐに病院へ連れて行きましょう。素人判断せずに専門医に診てもらうことが寿命をつなぐ重要ポイントともいえます。

白内障の場合

白内障は、文鳥が歳をとるとともにかかるリスクが高まります。直接寿命が短くなる病気ではありませんが、文鳥の行動範囲が狭くなります。文鳥の白内障は目の水晶体に白い濁りができ、徐々に視力が弱まっていく病気です。7〜8歳を過ぎると特に注意が必要です。

また、肝臓の機能が低下している時も白内障にかかる場合があります。肝臓の機能が低下している場合は寿命とも直接関わってくるため、早めの受診を心がけましょう。

現在において、文鳥の白内障治療は点眼薬が主流です。点眼することで、白内障の進行を遅らせることが可能です。寿命と直接関わらないと言っても、目が不自由になることで他の病気の発生率が高まったり、うまく餌を食べられなかったりと寿命を短くしてしまうリスクもありますので、毎日の様子を観察して体調に変化がないかチェックするようにしてください。

文鳥の白内障は早めに気づくことで、病気の進行を遅らせることができます。完治は難しいですが、医学・医療技術は日々進歩しており、いずれはより良い薬が開発されたり手術を気軽に受けることができるようになるでしょう。

てんかんの場合

文鳥はまれにてんかんを起こす場合があります。息が吸い込めず、羽をバタバタとさせて、もがき苦しむような症状をします。しかし、文鳥のてんかん症状はすぐにおさまり、いつもの様子に戻るはずです。

飼い主としては非常に心配ですが、下手に水を飲ませたり介抱すると、症状を悪化させ寿命を短かくすることになります。文鳥がてんかん症状を起こした時は、じっと見守ってあげるようにしましょう。

卵を産んだ文鳥の寿命は?

文鳥の産卵は体力の消耗が激しく、またあらゆる病気を引き起こして寿命を縮める原因となることがあります。

一番多いのが卵詰まりです。卵詰まりは、まだ若く身体が未熟な場合や、老齢期、栄養不足、寒さ、騒がしい環境など、色々な原因が考えられます。メスの場合、寿命をなくす原因の上位にも入っていますので注意してください。

卵詰まりは一羽飼いでも起こります。一羽飼いで発情した場合、過発情を起こしやすくなり、無精卵を産む回数が増え、卵詰まりになるリスクが高まります。産卵は卵詰まりはもちろん、栄養失調や卵巣がんを引き起こし、文鳥の寿命を縮めることになってしまいます。

文鳥の発情を抑えるためには?

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初回公開日:2017年11月03日

記載されている内容は2017年11月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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