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ペットで飼えるフクロウの種類・値段とペットフード|餌/なつく

更新日:2024年03月26日

みなさんは最近流行っているふくろうカフェに行ったことがありますか。最近は、ふくろうカフェで可愛いふくろうに癒やされてペットとして飼ってみたいという方が増えています。そんなふくろうをペットとして飼えるのでしょうか。ペットとしてのふくろうの飼い方を紹介しています。

ペットで飼えるフクロウの種類・値段とペットフード|餌/なつく
ふくろうは、猛禽類に属し肉食の鳥類になります。そのふくろうをペットとして飼育するときに何か特別な許可などは必要なのでしょか。まず、ペットとしてお店で売られている個体を飼う場合は許可などは特に必要ありません。なので、ペットショップから購入した場合はそのまま飼って大丈夫です。
 
では、野鳥のふくろうをペットとして飼う場合はどうでしょうか。野鳥の場合、捕獲・飼育については「鳥獣保護法」で原則禁止になっています。もし、怪我をしているふくろうを拾ってしまい保護をしたのち飼うという場合は、住んでいる地域の自治体に連絡して許可をもらってください。ここで許可なく飼育している場合はどんなに善意であっても罰則の対象になります。
 
鳥獣保護法とは、正式には「鳥獣の保護および狩猟の適正化に関する法律」といい、1963年制定されて、2002年に大きく改正されました。野生の生態系を保護するための法律になります。

ペットで飼えるふくろうの種類は?

ペットとして飼うことのできるふくろうには種類があるのでしょうか。もちろん、ペットに向いているふくろうの種類はあります。ふくろうには小型種から大型種までいろいろな種類があります。ふくろうのサイズにかかわらず、種類によって「やや神経質」な性格と「おっとりした」性格に分かれています。なので、飼いたいふくろうの性格をしっかり理解して自身の環境に合うふくろうを選んでください。

CB個体とWC個体の違い

ペットとして飼うふくろうの種類を選ぶ前に選ばないといけないのは、「CB個体」か「WC個体」を選ぶ必要があります。
 
まず「CB」とは「飼育下繁殖個体」の略で、ブリーダーのもとで飼われている親鳥から生まれた子どもの個体を指します。CB個体は細かく分けると親鳥に育てられた「ペアレントレアード」と、ブリーダーが育てた「ハンドレアード」に分けられます。逆に「WC」は野生の状態で捕獲された個体のことです。

同じ種類のふくろうなら値段はCB個体が高くなります。安いWC個体はあまりしません。WC個体は野生のふくろうを捕獲してくるため、ふくろうの状態があまりよくない場合があるので値段が高くてもCB個体の方が安心できます。ふくろうは、合法的に輸入されてはいますが、ワシントン条約で制限されている稀少種なので、野生個体を捕獲するのは生態系に影響を与えます。

小型種のふくろう

スピックスコノハズク

スピックコノハズクは、体長は約20~25cmになり体重は95~160gぐらいになります。アンデス東部が生息地域になり、個体の平均価格は20~30万円くらいになります。

性格は人懐っこく、ふくろうとしては非常に飼いやすい種類になります。スピックスコノハズクの寿命は8〜10年程度で、他のふくろうと比べると短命です。

ヨーロッパコノハズク

ヨーロッパコノハズクの、体長は15~20cm程度になり、体重は70~140gぐらいになり成長します。地中海地域や中央アジア東域の地域になり、個体の平均価格は13~18万円になります。

ヨーロッパコノハズクの性格は、温厚で人にも馴れやすいです。寿命はペットの個体でだいたい10~15年くらいです。

サバクコノハズク

サバクコノハズクの体長15~20cmで、体重は約100~120gまで成長します。生息地域は、中東アジア、アラビア、インド北西部などに分布しており、個体の平均価格は12~18万円位で購入できます。

ヨーロッパコノハズクと見た目は似ていますが、ヨーロッパコノハズクよりもグレー色が強く、餌である昆虫や小動物にわかりにくくなるような柄をしています。別名を「サバクミミズク」とも呼ばれています。

コキンメフクロウ

コキンメフクロウは名前のとおり小柄なふくろうです。体長が、20~25㎝で体重は110~120gぐらいになります。個体価格は15〜30万円程度でヨーロッパ・北アフリカ・中国に住んでいます。

性格は、小柄な見た目に合わず活発で見ていて飽きません。ただ、攻撃的な面もあるので多頭飼いではケンカしないように注意する必要があります。細くなることで有名なふくろうです。コキンメフクロウの寿命は10〜15年くらいになります。

スズメフクロウ

スズメフクロウは名前のとおりとても小さいふくろうの種類になります。体長は約15~19㎝になり、体重は約40~70gに成長します。

北欧~中央アジア・シベリアまでのタイガ地帯の縁に分布し、定住性の鳥になり、成鳥は一年中同じ場所で暮らしています。例外としては厳しい冬の間はそのときは南に移動することもあります。スズメフクロウの幼鳥は秋~冬にかけて南へ渡ります。

性格はとても神経質なのでストレスがかかりやすく飼育が難しい品種です。体毛は赤褐色~茶褐色になり、斑点があり首の後ろには白い輪の模様があります。

その他の種類

小型のふくろうはその他に、アカスズメフクロウ、アメリカオオコノハズク、アナホリフクロウ、インドオオコノハズクなどの種類がいます。
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初回公開日:2017年11月03日

記載されている内容は2017年11月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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