犬の8歳は人間でいうと50歳！年齢換算や老化サインまとめ

犬の老化のサインは皮膚の老化や脱毛など人間と同じように身体や行動に表れます。老化のサインが出ているのにも係わらずそのままにしておくと、パートナーの寿命を縮めることに直結します。

老化のサインに対して適切な環境を整えるなどの対応をすることで少しでも長くパートナーと暮らすことができます。まず犬の老化のサインにはどのようなものがあるのか詳しく見ていきましょう。

睡眠時間の増加は犬の老化のサインの典型的なものの一つです。今まで眠っていなかった昼間などの時間にも寝ているのは老化のサインと考えていいでしょう。

老化が進むと物事に対しての関心がなくなっていくので、今までは反応していたおもちゃなどに対して興味がなくなってしまいます。好奇心がなくなると体を動かすことが少なくなるのでますます睡眠時間が増えていきます。

寝ている時間が多いな？と感じたら老化のサインですのでそのままにしないようにしましょう。

食事に関する老化のサインとして食べムラが出ることが挙げられます。今までは完食していた量の食事を残すことが起きるようになります。

老化による内臓機能の低下、主に胃酸の分泌量の低下が原因だと言われています。運動量の低下が胃酸の量を低下させる原因にもなるので運動を心がけるべきでしょう。

また老化に伴って味覚や嗅覚が変化し食事の好みが変わることもあります。食事に関しても普段と違う様子が見られるなら老化のサインと考えましょう。

前述の老化のサインと関連して運動を嫌がるというのが老化のサインとしてあげられます。家の中の階段や外での段差を嫌がるようになると要注意です。

加齢による筋肉の衰えや関節の痛みが原因で運動を嫌がるようになると考えられています。運動を嫌がることで運動量が減り他の老化減少を加速させるので気をつけましょう。

ただし運動を嫌がる原因が老化ではなく別の病気の可能性もあるので、観察を怠らないようにしましょう。

老化によって口臭がきつくなることがあります。加齢に伴って口内環境が変化して臭いを発することがあります。

口内環境な変化がなんらかの病気に繋がることもあるので、臭いだけでなく歯や歯茎の状態も観察しましょう。

今回挙げたもの以外にも老化のサインは、腰が抜ける、犬の皮膚にできもの、目の下のイボが目立つ、目が白いなどあるので、調べると良いでしょう。

犬は8歳になると老犬、人間でいう中年の仲間入りです。無理のない範囲での運動、犬の生活環境を整えるようにしましょう。

犬の日々に刺激がないと老化を加速させることになります。なので運動などを行うようにしましょう。

気をつけなければならないのは一度に環境を大きく変えてしまうと犬のストレスになってしまうので徐々に変えていくことが大切です。

適度な運動のために散歩コースをゆるやかなものにしましょう。いつもの散歩コースの途中で座り込んだり息切れを起こしたりしていると負担が大きい証拠です。

今まで普通に歩いていた坂道や段差も8歳の老いた犬にとっては大きな負担になってしまいます。できるだけ坂や段差の少ない道を選ぶようにしましょう。

また8歳の犬は反応も鈍っているので車や人の量が少ない道をえらびましょう。

家の中の敷居や段差などをできるだけ減らしバリアフリーにしましょう。8歳の犬にとって多くの時間を過ごす家の中に段差が多いとそれだけで負担になってしまいます。

ソファなどの犬が登りたがる場所には踏み台やスロープを設置し登る負担を減らしてあげましょう。また畳やフローリングの床は、足腰の弱った8歳の犬にとっては踏ん張りが効かなくなりやすいので、カーペットやコルクなどの滑りにくい床に変えてあげましょう。

エアコンを利用して室温を快適な状態にしましょう。8歳の犬は抵抗力が弱っている可能性が高いので、温度差が激しいと体調を崩しやすくなってしまいます。

温度だけでなく湿度にも気を配ってあげましょう。冷やしすぎ温めすぎにも注意が必要です。

犬が自分で好きな室温の場所を選べるようにドアを開けておく、犬用のドアを設置しておくなどするとなお良いでしょう。