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犬が嫌がる匂いとは?嫌いな匂い8選|犬の嗅覚を利用したしつけ方

更新日:2024年03月04日

犬は人間よりもはるかに優れた嗅覚をもつことで知られています。そのため、人間からすると何ともない香りであっても犬からするととんでもない悪臭に感じられることもしばしばでしょう。この記事では犬が嫌がる匂いについて徹底解説しているので、ぜひご覧ください。

犬が嫌がる匂いとは?嫌いな匂い8選|犬の嗅覚を利用したしつけ方

犬の優れた嗅覚の特徴とは?

犬の嗅覚は人間よりもはるかに発達しているという事実はよく知られています。その優れた嗅覚を活かして、警察犬など人間では担い得ない役割を立派に果たしている犬も多く存在します。

犬は匂いからさまざまな情報を読み取ることに長けていますが、その敏感な嗅覚ゆえに、人間にとっては何ともない匂いであっても犬が嫌がる匂いであることもしばしばあるでしょう。

ここではまず、犬の嗅覚の特徴について解説していきますので、犬についての理解をより深めるためにもぜひご覧ください。

犬の嗅覚の特徴

  • 匂いで情報収集している
  • 右の鼻で安全確認をする
  • マズルが長い犬種ほど嗅覚が発達している

犬の嗅覚の特徴1:匂いで情報収集している

犬の嗅覚の特徴としてまずご紹介したいのが、匂いを通じてさまざまな情報収集を行っているということです。

人間の鼻では感じることのない些細な匂いであっても、犬はそこからさまざまな情報を読み取り、同時に分析を行うことができます。

私たち人間からするとあまりピンときませんが、散歩中に匂いをかいでいる犬は嗅覚と頭をフル回転させ、情報収集と分析を行っています。

時には、犬が嫌がる匂いを嗅いで「この匂いは危険だぞ」と自分の身を守るための情報収集を行うこともあるでしょう。

犬の嗅覚の特徴2:右の鼻で安全確認をする

あまり知られていないことですが、右の鼻で安全確認を行っているというのも犬の嗅覚の特徴のひとつとして挙げられるでしょう。

犬の左の鼻は論理的な思考を司る左脳に、右の鼻は感情的な思考を司る右脳につながっていることが近年の研究によって明らかになっており、右の鼻からの匂いが右脳に伝わることによって、本能的にその匂いが安全かどうかを右脳で確認していると言われています。

犬が嫌がる匂いを嗅いだ時には、本能的に「これは自分を害する可能性のある物や動物が残した匂いだ」と判断し、そこから自分を遠ざけるでしょう。

犬の嗅覚の特徴3:鼻が長い犬種ほど嗅覚が鋭い

犬の嗅覚の特徴のひとつとして、鼻部分が長い犬種ほど嗅覚が鋭いということも挙げられるでしょう。

匂いを感じ取り分析するための細胞(嗅上皮)は鼻が長ければ長いほど多くなるため、鼻が長い犬種はそうでない犬種に比べて嗅覚がより優れています。

たとえば、パグのように平べったい顔つきでマズルの短い犬は犬の中ではあまり嗅覚が発達していません。

対して、ドーベルマンやゴールデンレトリバー、ジャーマンシェパードのようにマズルの長い犬は犬の中でも特に優れた嗅覚を持ち、それゆえ警察犬や麻薬探知犬として活躍しています。

犬が嫌がる匂い8選

人間よりもずっと嗅覚の発達している犬だからこそ、私たち人間からすると何も感じない匂いであっても、悪臭や刺激臭であると感じることも少なくありません。

愛犬に嫌な思いをさせないためにも、犬が嫌がる匂いにはどのようなものがあるのかを知り、それらを愛犬の周りから遠ざける必要が飼い主さんにはあると言えるでしょう。

ここからは犬が嫌がる匂いについて解説していきます。

犬が嫌がる匂い

  • アルコール
  • タバコ
  • 虫よけスプレー
  • お酢
  • マニキュア
  • 柑橘系の香り(みかん、グレープフルーツなど)
  • 香辛料
  • 湿布

犬が嫌がる匂い1:アルコール

犬が嫌がる匂いとしてまずご紹介したいのが、アルコール類です。

犬は人間と違いアルコールを分解することができず、アルコール類を舐めただけでも体調を崩してしまうため、犬はアルコールの匂いを本能的に嫌な匂いだと感じています。

消毒薬はもちろんのこと、飼い主さんが飲むお酒も犬が嫌がる匂いに含まれるでしょう。つまり、アルコール類を使用した除菌グッズや二日酔いをした飼い主さんからは、犬が嫌がる匂いがすると言えます。

犬が嫌がる匂い2:タバコ

タバコも、犬が嫌がる匂いのひとつとして挙げられるでしょう。

アルコール類と同様にタバコも摂取した場合犬にとって害になるため、本能的なものから犬が嫌がる匂いになってしまうのでしょう。

タバコは犬が嫌がる匂いをしているだけでなく、その副流煙は犬の健康に悪影響を及ぼすものですので、愛犬のことを大切に思うのならば愛犬のいる場所でタバコを吸わないのが鉄則です。

また、犬は非常に嗅覚が発達しているので、別の場所で喫煙をしても服や髪・肌についたタバコの臭いに反応してしまうことも多いでしょう。

犬が嫌がる匂い3:虫除けスプレー

犬が嫌がる匂いのひとつとして、虫よけスプレーの匂いも挙げられるでしょう。

虫よけスプレーには、犬の嫌いな化学的な香料やアルコール類、メントール系などの香りが使用されていることが多いからです。

人間用の虫よけスプレーは人間の嗅覚に合わせて作られているため、私たちからするとさほど悪臭には感じませんが、犬からするととても危険な刺激臭のするものに感じられます。

また、同じような理由から犬用に作られた虫よけスプレーであっても、犬が嫌がる匂いが含まれていることもあるため、犬やそのようなスプレーを嫌うことでしょう。
次のページ:犬が嫌な匂いを嗅いだ時にする仕草

初回公開日:2019年08月22日

記載されている内容は2019年08月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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