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チベタンマスティフはしつけが重要?性格や特徴・販売価格は?

更新日:2024年06月14日

チベタンマスティフという犬をご存知でしょうか。かのチンギス・ハンが戦に使ったという伝説が残る、超大型犬です。とても希少で、中国の富裕層の間では8億円という値段がついたこともあるほど。スケールが大きすぎる犬・チベタンマスティフの歴史や特色を見ていきましょう。

チベタンマスティフはしつけが重要?性格や特徴・販売価格は?

チベタンマスティフとは?

チベタンマスティフは、ジャパニーズマスティフ(土佐犬)やイングリッシュマスティフなどすべてのマスティフ種の源流で、世界で最も古い犬種の1つといわれています。

トラに勝つほどの戦闘能力を持ち、太いうなり声を上げて相手に襲いかかる好戦的な性格だといわれています。

その強さから、モンゴル帝国初代皇帝・チンギス・ハンが戦闘に使ったという説や、アレキサンダー大王の軍隊に同行したという歴史が残っています。

とても希少な犬なので、生身でお目にかかることはほぼないでしょうが、日本でも飼っている人はごく稀にいます。

チベタンマスティフの歴史

チベタンマスティフは、元々、チベットの高原で遊牧民に飼われていました。牧羊犬や番犬として飼われていて、世界の大型犬の原種の1つとされています。

ギリシャに伝わった後、ヨーロッパに広まっていきましたが、戦争により絶滅の危機に瀕します。

原産国であるチベットでも19世紀に絶滅寸前となっていましたが、ヨーロッパやアメリカに輸入されていた血統を利用して、復活しました。

中国では国家第二類保護動物に指定され、警察犬としての使用が考えられています。

チベタンマスティフの習性・生態

チベタンマスティフは、あらゆる犬種の中でも最高ランクの体の大きさを誇ります。その体から生み出されるパワーは、すさまじい威力があります。

性格は、飼い主や家族に対しては、非常に温厚で落ち着きがあるとされています。忠実さもあり、危機が迫ったとき、飼い主や家族を守るために怯むことなく立ち向かっていきます。

その反面、警戒心が強く、獰猛で攻撃的な一面もあります。攻撃に転じたチベタンマスティフは、その体格とパワーを生かし、相手を追いつめます。相手が人間なら、とても敵わないでしょう。

チベタンマスティフの身体的特徴

チベタンマスティフを見て「とにかく大きい」と思う人は多いでしょう。チベタンマスティフは超大型犬です。

その特徴的な外見、主にたてがみの様子から、ライオンを連想する人もいます。ですが、中にはたてがみのないタイプのチベタンマスティフもいます。

チベタンマスティフの特徴の中から、外的なものを見ていきましょう。

チベタンマスティフの身体的特徴

  • 超大型犬
  • がっちりとした体格
  • ライオンを思わせる被毛

超大型犬

チベタンマスティフは大型犬の中でも特に大きい、超大型犬です。成長に時間がかかり、オスで3年、メスで4年で成犬になるといわれています。

ジャパンケネルクラブの規定では、オスの体高が66cm以上、メスの体高は61cm以上とされています。体重は規定がありませんが、オスで45~73kg、メスで34~54kgが標準サイズとなります。中には100kgを超える個体もいます。

体がとにかく大きく重さがあるので、健康問題が脚に出るといわれています。

がっちりとした体格

チベタンマスティフは、恰幅がよく骨太な体格をしています。超大型犬にカテゴライズされていることからも想像できるように、重量感があり、どっしりした風貌をしています。

超大型犬の例にもれず、非常にパワーがあります。人間が制御するのは不可能なので、躾が重要とされていますが、プロのドッグトレーナーでも難しいといわれています。

体が丈夫で適応能力があるとされますが、元々高原地帯で暮らしていた犬種なので、都市部や海辺、暑い地域では被毛の風通しがよくないため、皮膚に健康問題を生じることがあります。

ライオンを思わせる被毛

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初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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