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セントバーナードの子犬をお迎えする方法は?費用についても紹介

更新日:2024年08月15日

セントバーナードを飼ってみたいけれど、どうしたらいいのかわからない人もいるのではないでしょうか。本記事ではセントバーナードの特徴や、子犬をお迎えする方法、飼う上で気を付けたいことなどについて紹介しています。セントバーナードを飼いたい人はぜひ読んでください。

セントバーナードの子犬をお迎えする方法は?費用についても紹介

里親制度を活用する

飼い主や新たな引き取り手がいない場合、公共機関や民間の団体が動物を保護している場合があります。もちろん、多種多様の動物ですが、その中に大型犬が含まれていることもあります。

その中にセントバーナードの子犬がいるときに限られますが、里親制度を使うことによって、お迎えできます。

公共機関である場合には保護期間が定められており、どうしても里親が見つからない場合には殺処分というつらい結果を迎えてしまうため、常に里親の募集が出ています。

民間の団体の場合は、保護期間を設けていないことも多いですが、団体によって里親の条件が設定されていることもあります。

どちらも新聞や広報誌、またはネットなどで情報が発信されているので、保護されている犬の情報を確認したり、応募方法などを調べたりできます。セントバーナードの子犬をお迎えしたい人は、一度見てみてはいかがでしょうか。

里親制度を活用する利点

里親制度の利点とは何でしょうか。一番は、尊い命を救えることでしょう。

公共機関で保護されている動物に保護期間が設けられていることは前述しました。そのため、里親が見つからなかった場合は、つらい結末を迎えることになります。

その命を救えることは、金銭には置き換えられない価値があるでしょう。

また、里親制度でお迎えする場合は、基本的に無料です。もちろん、医療費などはかかってきますが、それでもペットショップなどでお迎えするのに比べると、費用は格段に抑えられます。

さらに、これまでの生活環境や、性格などを把握できるのも大きな利点です。子犬の個性に合ったお世話をすることによって、新生活の難易度は下がってきます。基本的なしつけがされている場合もあり、このような点は明確な利点と言えます。

とはいえ、里親制度は利点ばかりではありません。次は里親制度を利用する上での難点を見ていきましょう。

里親制度を活用する難点

保護されている動物は、持病を持っていたり、けがをしていたりする動物がいます。そのような場合は、治療のために病院に通う時間や費用が必要になってきます。

特にセントバーナードは大型犬ですので、病院に通う場合にも車が必要です。また、けがや病気のために、特別の配慮が必要な場合もあります。

次に、人間に不信感を抱いている場合があることです。保護されている動物は、以前虐待を受けていたケースもあります。

一度不信感を抱いてしまったペットから、それを払拭するのは並大抵のことではないでしょう。そのため、根気よく付き合っていく必要もあります。そのような困難を乗り越える覚悟がなくては、難しいかもしれません。

最後に、保護されている動物は成体であることも多いため子犬のころから一緒にいられるとは限らず、過ごせる時間は短くなる場合があります。

わずかな時間しか一緒にいられないこともあり得るので、里親制度を利用するのであれば、しっかりと考えたうえで利用するようにしましょう。

ブリーダーから迎え入れる

ブリーダーはペットの繁殖・飼育・販売する人のことです。対象となる動物のスペシャリストであり、しっかりとした知識と経験を持ち、正しい飼育を行っています。

犬を飼育しているブリーダーのことを「ドッグブリーダー」と言い、セントバーナードの子犬を迎えたいのならば、ブリーダーを頼るのは有効な手段です。

欧米ではブリーダーからペットを購入することが多いですが、日本ではまだまだ主流とは言えません。やはりペットショップで購入する人が主流のようです。

プロフェッショナルであるブリーダーから直に購入するのであれば、ペットにも優しく、また、ほかにも利点が多く存在します。

ペットショップではあまり見ることができないセントバーナードを飼育しているブリーダーもいるので、セントバーナードの子犬をお迎えするのには、とても役に立つでしょう。

ブリーダーから迎え入れる利点

ブリーダーから迎え入れる利点は多くありますが、よく言われるのは「ペットに優しい」ということです。

ペットショップではケージに入れられて陳列されますが、そのようなことがありません。また、輸送などでのストレスもなく、感染症の予防にもなります。お迎えの日になるまでのびのびと過ごすことができるのです。

ブリーダーの場合は、お迎えする前に見学することもできます。生活環境を見られるので、可能であれば親や兄弟の姿を確認して、成長の予想もできます。

どのような環境に慣れているのかを知ることができれば、新生活でも近い環境を用意することも可能になってきます。

しつけに関しても、幼いころから親兄弟と過ごすことによって社会性も身についてきます。同時に、人間にも慣れてきますので、関わり方も学習しています。

ブリーダーの中には、珍しい犬種や毛色を飼育している場合もあります。セントバーナードにも毛色の種類はあるので、好きな毛色の子犬を探しやすくなり、相談もしやすいでしょう。

また大きな利点は、お迎えした後でも相談できることでしょう。特にセントバーナードは大型犬でお世話にも手間がかかります。いざという時に頼れる人がおり、さらに犬のこともよく知っているのは非常に安心できます。

ブリーダーからお迎えする場合には、一度は連絡して相談しましょう。いきなり訪問しても、感染症予防の観点から断られてしまうこともあります。

ブリーダーから迎え入れる難点

ブリーダーから迎え入れる際の利点が多くあるのは理解してもらえたことでしょう。では、難点はあるのでしょうか。

プロフェッショナルのブリーダーにも弱点はあります。ほとんどのブリーダーは個人でやっており、どうしてもカバーできない点が存在しているのです。

ブリーダーが近くにいるかどうかは運による部分が大きくなってきてしまいます。近くにブリーダーがおらず、やっと見つけてもセントバーナードは飼育していないような場合もあります。

よほど大規模でやっていない限り、ほとんどのブリーダーは飼育する種類は絞っています。そのため、ドッグブリーダーでもセントバーナードを飼育している人を見つけるには時間がかかることがあるのです。

全国のブリーダーが登録しているサイトもあるので、積極的に利用していきましょう。

もう一つの難点は、個人間の取引になってしまうことです。ブリーダーごとにお迎え方法は異なっており、サポートも違ってきます。そのため、ブリーダーからお迎えする際には、ある程度の時間がかかることは想定しておきましょう。

近年は、SNSなどで宣伝していることもあるので、積極的に活用していけば近くにセントバーナードのブリーダーがいるかもしれません。

セントバーナードを飼う際に気を付ける病気

子犬のころからセントバーナードと過ごしていくのならば、病気にも気をつけなければいけません。成体をお迎えした場合は仕方がありませんが、子犬のころからの生活習慣によって、ある程度病気の予防ができます。

セントバーナードがなりやすい病気を知り、お世話の仕方に気を付けることによって、長生きできるでしょう。

特に、大型犬は体格が大きいために負担がかかりやすく、人間が体調管理をしてあげる必要があります。そのため、セントバーナードを飼うのならば、かかりやすい病気は知っておいたほうがいいでしょう。

ここからは、特に気を付けたい病気について解説していきます。

股関節形成不全

股関節形成不全は、大型犬に多い病気です。骨格の成長期に骨や関節に異常が起きて、そのまま骨盤と後ろ足が正常にかみ合わなくなってしまいます。

大型犬に多く見られ、セントバーナードは発生頻度が高い犬種とされています。そのため、骨格が完成する2歳ごろまでにはレントゲン検査を受けていたほうがよいでしょう。

股関節形成不全は子犬と成犬では症状の出方も違ってきます。成長に伴って、一時的に緩和したりもしますが、根本的に治ったわけではありません。そのため、発症してしまったのならば、間接ケアや体重管理を続けていく必要があります。

もし、歩き方がふらふらしてきたり、散歩を喜ばなくなって来たりしたのならば、股関節形成不全の可能性があります。ほかにも、ソファや車に飛び乗らなくなったり、足腰に触られるのを嫌がるようになったりした場合は、速やかに獣医に行きましょう。

予防するためには、まずは体重管理です。体重が増えると、それだけ関節にかかる負担が増えます。食欲旺盛なので、たくさん食べさせてあげたくなりますが、我慢しましょう。

また、成長期の過度な運動も関節に負担を掛けます。愛犬の健康のために、適度な運動を心がけていきましょう。

出典・参照:股関節形成不全についてお話します|ふなばし動物医療センター かつまペットクリニック

拡張性心筋症

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初回公開日:2022年11月19日

記載されている内容は2022年11月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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