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2018年01月19日

犬が仰向けになる意味・仰向けに寝る理由|くねくね/動かない

ご家庭で飼われている犬が、仰向けで寝ていたり、遊んでいるということはありませんか?話すことができないからこそ、犬の動作で何を考えているのか知りたいと思う方も少なくないのではないでしょうか。今回は犬の仰向けスタイルについて、その意味や心理などをご紹介します。

犬が仰向けになる意味・仰向けに寝る理由|くねくね/動かない

犬が仰向けになる基本的な心理・意味4つ

元々、家庭において番犬として飼われていた犬ですが、最近では家族の一員として迎え入れている方々も多いのではないでしょうか。話すことができない分、表情や動作で犬の気持ちや考えを知りたいと多くの愛犬家さんは考えていることでしょう。

犬がよく見せる行動の1つに、仰向けスタイルがあります。これにはどのような心理が働いているのか、基本的な4つの意味をご紹介します。

服従

犬の祖先である野生のオオカミは、群れで生活をしていました。そのため、群れを統率するリーダーが必要になります。そのリーダーを決める過程で「服従」という仰向けになる習性ができあがったと言われています。

仰向けになることで、おなかが丸見えになってしまいます。急所であるおなかを見せるという行為は、そのリーダーに一番の弱点をさらけ出すことになります。弱点を見せることで「服従」を証明しているのです。

その名残を現在の家庭犬も受け継いでいるため、服従を表したい場合に仰向けになってそれを示します。

恐怖またはおねだり

強いリーダーに対して服従するという意味を持つ犬の仰向けスタイルですが、恐怖や愛情を表現したい場合にも仰向けになります。

詳しくは次の項目でご紹介しますが、しっぽを間に巻き込んで、顔をまっすぐ上に向け口は結んでいる状態で仰向けの場合は、強い「恐怖」という心理が表れています。反対に、しっぽを振り、はずんだ息遣いで舌も出しているニコニコ顔の場合には、相手への「嬉しい・構って」というおねだりしているような状態となります。

犬が仰向けになったら、表情やしっぽの状態なども併せて確認してみましょう。

リラックス

通称「へそ天」と言われるリラックスしている状態でも、犬は仰向けになります。強い犬におなかを噛まれる心配もないので、へそ天の仰向けスタイルは犬がとても安心しているという証拠でもあります。

へそ天状態の仰向け犬を見るととても癒されるという愛犬家の方も多いのではないでしょうか。これは飼い主さんが、家庭の中で犬が安心してリラックスできる環境を作れているという状態を意味しています。

愛情表現

犬の仰向けスタイル、一見誰にでもしていように見えますが、実はきちんと相手を見極めてしています。つまり、愛情表現でもあるのです。

例えば、飼い主さんが忙しくて構ってあげられない時に、ゴロンと仰向けになったりということはないでしょうか。その可愛らしさに、つい手を止めておなかを撫でて、犬もうっとりした表情になり、それがまた可愛らしく感じた、という経験をお持ちの方も少なくないでしょう。そういった経験の積み重ねで、犬はゴロンと仰向けスタイルを繰り替えすようになります。

つまり、犬にとってゴロンと仰向けになるのが、大好きという愛情を最大限に表現している状態になるのです。

仰向けになりながら○○してるのはどういうサイン?

くねくねするのはじゃれている!

犬が仰向けになってくねくねしているという行動を見るという方も多いのではないでしょうか。

この時の様子を観察すると、飼い主さんと遊んでいる時や他の犬と遊んでいる時にしていませんか?あるいは、お気に入りのおもちゃで1人で遊んでいる時などにも多く見られるしぐさではないでしょうか。

こういった状態からも察せられるように、犬が仰向けになりながらくねくねしているのは、遊んでいる中でじゃれていて楽しい気持ちが表れています。

背中がかゆい、においをつけたいという意味も!

背中がかゆい時や自分のお気に入りのにおいをつけたい時にも、犬は仰向けになってくねくねします。シャンプー後などによくそういった行動が見られるのは、においを自分につけるためなのです。

動かないのは反省中!

犬が仰向けになりじっとしているのは、反省を表しています。犬のこういった仰向けスタイルは、いたずらをして怒られた後に見られることが多いのではないでしょうか。

これは相手への服従と同じような意味合いがあり、「反省しています。逆らわないので、危害を加えないでください」というニュアンスの意味になります。

しっぽをふっているのは甘えている!

なでてほしいなど、甘えたい時に犬がよくやる動作が、仰向けになりながらしっぽを振るというものです。仰向けになりながらおなかをなでられるのが好きな犬の場合には、特によく見られる姿です。

しっぽをふっていたり、口を開けて嬉しそうな表情で、大きく息をしている時などは甘えたくて構ってほしいとおねだりしています。このような姿を見てしまったら、構わずにはいらないのではないでしょうか。愛らしく癒されると同時に、おねだり上手とも言えるでしょう。

しっぽをおなかに丸めているのは降参!

服従や反省を表すために仰向けになりおなかを見せる犬にとって、降参を表すために仰向けになることもあります。この場合は、しっぽをおなかに丸めながら、緊張した状態で仰向けになります。

大きくて強そうな犬や、知らない人に対してこういった行動をとったら、「勝てません、参りました。降参です」という意味になります。これにより、自分はあなたの敵ではありませんと示しているのです。

犬を仰向けにさせるしつけ方法・服従訓練とは

元々警戒心が強い犬は、毛も少なく皮膚が薄いおなか部分は滅多なことがない限り見せません。おなかはには大事な内臓もあるので攻撃されると困る部分だからです。

本来は、服従を意味する犬の仰向け行動ですが、家庭犬の場合には、飼い主との信頼関係・愛情表現としての意味合いも持ち合わせています。そのような犬の仰向け動作ですが、それをしつけることの目的や、メリットやデメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。

仰向けをしつけることの目的

犬の仰向けをしつけることの一番の目的は、飼い主さんとの主従関係を築くことです。自分のおなかを見せることで、飼い主さんがリーダーだということを認識させるための訓練になります。

仰向け固めの方法

足を伸ばした状態で座り、犬の頭を人間側にして犬の背中を人間の太ももの間にはさむような恰好にさせます。この時、犬が慣れない姿勢に驚いて暴れたり、噛んでしまう可能性があります。それを防ぐために、犬の前足を片方の手で押さえると、犬の前足は封じされるので反動で起き上ろうとする行動を抑えることができます。

ほんの少しでも仰向けになることができたら、「良い子」とほめてあげましょう。この時の褒め言葉は自由ですが、ご家族全員で統一するようにしてください。トレーニングを続けることで、仰向けになると飼い主は喜んで、褒めてくれるということを学んでいきます。

最終的に、犬が仰向けになっておなかを撫でさせることを許し、リラックスできるようになったら目的達成です。

メリット・デメリットは?

仰向けトレーニングをすることで、普段発見しにくいお腹周りや足の側面などの異常が発見しやすいというメリットがあります。そして、子犬のうちにトレーニングすることで、触られることに慣れどこを触られても怒らないように成長します。爪切りなどの衛生管理もスムーズに行えやすくなり、病院での診察などでも比較的に受けさせやすくなります。

一方で、突然の仰向けトレーニングに怯えてしまったり、恐怖を感じてしまう犬もいるようです。恐怖や警戒心を植え付けられてしまい、抱っこするだけで噛んでしまったりと、犬の性格形成において影響が出てしまうデメリットも含んでいます。

仰向けトレーニングの最終目標である、おなかを見せることで「リラックス」ができるよう、褒めながら上手に進めていきましょう。

仰向けにすると犬が噛む・暴れる!意味と対応法

仰向けトレーニング中に、仰向けにすると暴れたり嫌がったりすることがあります。この時に止めてしまうと「暴れたら止めてもらえる」と学習してしまいます。それを防ぐために、暴れてるからと言って手を離さないように注意しましょう。

また、甘噛みを含む噛むという行為にも注意が必要です。噛むという行為は、飼い主さんへの甘えのしぐさではあるのですが、これを容認してしまうことで犬が「自分の方が強い」「自分の方が上なんだ」という認識を与えてしまいます。

怒り方に注意!

暴れたり噛んだりした時犬を逃がさず、きちんと「ダメ」と叱ることが大切です。この時に名前を読んで怒ってしまうと、名前を呼ばれるたびに「怒られているの?」と犬が困惑してしまいます。そのため、叱る時には名前を呼ばないよう、注意が必要です。

犬が仰向けに寝る理由とは

犬が寝ている間に、いつの間にか仰向けになっている、ということはありませんか?飼い主さんにとっても、へそ天で寝ている犬はとても可愛らしく、癒されるのではないでしょうか。

犬が急所であるおなかを出しながら、いわゆる「へそ天」で寝る理由は、ズバリ「安心しきっているから」です。自分のいる空間に慣れ、周りに敵がいないことが分かっているので、完全な無防備な姿である仰向けスタイルで爆睡できてしまいます。

犬の仰向けスタイルは信頼の証です!

犬が仰向けになる意味や心理などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

本来、服従の意味を持つ犬の仰向けスタイルですが、家庭犬にとっての仰向けは、飼い主さんへの愛情や信頼を表すしぐさでもあります。

話すことができないので、行動や表情などで思いをくみ取るという作業が大切になります。「仰向け」という動作が表す犬の気持ちを知ることで、可愛らしく癒される大切な家族の一員を、これからも大切にしていってください。
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