ハムスターのケージの掃除方法｜飼育グッズとケージの洗い方紹介

ハムスターのケージを掃除するタイミングは、少し難しいです。臆病で警戒心の強いハムスターにとって、掃除のし過ぎはストレスを与えることになるからです。

また、ハムスターはケージに自分の臭いをつける習性があり、掃除によって臭いが消えてしまうと、ハムスターが自分の居場所が分からなくなってしまうことがあります。

ハムスターのケージを掃除するポイントは、回数に気をつけること、手早く行うこと、ハムスターの臭いを消さないことです。

ハムスターのケージを手早く掃除するために、必要なグッズを紹介します。

中性洗剤：ケージや飼育用品にこびりついた頑固な汚れを落とすのに使用します。少し値段は高いですが、ペット用のものを使用しましょう。

歯ブラシ：ハムスターの飼育用品は小さいものが多いので、細かいところまでしっかり洗うには歯ブラシが必要となります。

マイクロファイバークロス：ハムスターは湿気に弱いので、掃除したケージや飼育用品の水気をしっかり拭き取るのに使います。一般的なタオルやキッチンペーパーでも構いません。

スポンジ：ケージにこびりついた汚れを拭き取って落とすのに使用します。

消毒液：ハムスターのケージや飼育用品の消毒は、熱湯消毒と日光消毒で十分ですが、雑菌が気になる場合は赤ちゃんの哺乳瓶用の消毒液を使っても良いでしょう。タオルにつけてケージや飼育用品を拭き取ります。掃除後は水気が残らないように注意が必要です。

ハムスターは元来乾燥地帯に生息しているため、湿気が苦手です。そのため、尿や給水器から落ちた水を放置して湿度が高くなると病気にかかりやすくなります。

また、尿やふんで汚れた部分からは細菌が繁殖するので、定期的に掃除をしてあげる必要がありますが、あまり丁寧に掃除してハムスターの臭いを取りすぎないように注意が必要です。ハムスターは縄張り意識が強く、縄張りに自分の臭いをつける習性があるからです。

ハムスターを新しく迎えてから1か月程度は、掃除は尿やふん、食べ残しを取り除く程度にとどめます。環境が変わり、新居に慣れようとしているハムスターに警戒心を抱かせないためです。

ハムスターを新しく迎えてから1か月が過ぎ、ハムスターが新居に慣れてきてから、ハムスターにストレスを与えないようにケージを掃除します。快適な飼育環境を作るにはどのくらいの頻度で掃除すればよいか説明します。

できれば毎日、ハムスターの様子を見ながら掃除を行います。ただしあまり綺麗にしすぎると、ハムスターの臭いが薄くなるため、ストレスの原因となります。

毎日の掃除では、湿気のあるものや細菌の繁殖しやすいものを取り除く程度で十分です。

トイレの砂や床材などのおしっこやふんをした場所、給水器から水が流れ出て湿った床材、野菜や果物の食べ残しを取り除きます。

床材と砂場の掃除をします。汚れていない床材を確保し、残りはケージの底に溜まったふんと一緒に捨てます。汚れていない床材を確保するのは、ハムスターの臭いを残すためです。

この時、ケージの底の汚れを湿らせたマイクロファイバータオルなどで拭きます。湿気を残さないためにしっかりと水気も拭き取ります。新しい床材を入れ、先に確保した床材を表面に敷きます。

砂場の砂も、汚れの少ない部分を確保して、残りを交換します。給水器の口をつける部分も拭いておきます。