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モルモットに大きい種類は存在するの?飼育する際の注意点や必要なものを紹介

更新日:2024年03月01日

大きいモルモットを飼育したい方は、種類によって大きさに違いがあるのか知りたいのではないでしょうか。この記事ではモルモットの種類別の特徴や飼育する際の注意点などを紹介します。モルモットを飼ってみたい方やモルモットについて知りたい方はご覧ください。

モルモットに大きい種類は存在するの?飼育する際の注意点や必要なものを紹介
日本人が持つモルモットのイメージにもっとも近いのがイングリッシュです。ペットのモルモットとして広く飼育されていて、ショートモルモットの別名通り、短毛が特徴です。毛質は直毛でつむじはありません。

毛色は茶・白・黒、もしくは複数色のミックスとバリエーションに富んでおり、自分好みの個体を見つける楽しさもあります。

ペットとして誕生してから長い歴史を持つモルモットなので人に慣れやすく、また短毛種でケアがしやすいので、1人暮らしやペットの飼育がはじめてという人にも向いています。

世界中で飼育されているので個体数も多く、ペットショップなどで購入しやすい種類といえます。5,000円前後から購入可能ですが、希少色の個体は10,000円前後やそれ以上のものもあります。

アビシニアン

アビシニアンはロゼットと呼ばれるつむじが全身にあり、くせっ毛のようなキュートなモフモフ感が特徴のモルモットです。毛の長さはイングリッシュなどの短毛種にくらべると長く4~5cmで、中毛種に分類されます。

毛質は直毛で弾力があり、定期的なブラッシングは必須です。毛色は黒・白・茶・グレーが中心ですが、さまざまなパターンがあります。

性格は繊細で神経質なタイプが多いですが、段階を踏んでコミュニケーションを繰り返せば人に慣れるのにそれほどの時間は必要ありません。

長毛種ほどではありませんが、皮膚疾患にかかりやすい種類のため、温度・湿度の管理や定期的なビタミンCの摂取を心がけましょう。

購入価格帯は6,000円前後から10,000円前後が中心です。

スキニーギニアピッグ

無毛種のモルモットがスキニーギニアピッグです。鼻や足など部分的に毛があるタイプと全身に毛がないタイプが存在します。ペットショップなどで販売されているのは、ほとんどがオスというのも特徴です。

色は全身ピンクや黒、茶系と黒の斑模様など、さまざまな個体がいます。

ほかの種類と同様に飼いはじめは警戒されますが、ストレスを与えないよう注意しつつ丁寧に飼育すれば、意外と早く人に慣れてくれます。

ペットショップなどでは30,000円前後で購入できますが、カラーリングの珍しいタイプやメスは40,000~50,000円前後で販売されています。

テディ

テディベアのようなクルクルとした縮毛がキュートなテディは、アメリカで突然変異によって誕生したモルモットです。アメリカン系とアビシニアン系の2タイプが存在し、毛質などにそれぞれの特徴があります。

アメリカン系の毛質は柔らかく、対してアビシニアン系は硬質で光沢があります。2タイプともつむじはなく、カラーバリエーションが豊富です。

性格は平均的なモルモットと同じように臆病で警戒心の強いタイプが多いです。時間をかけて慣れてもらいましょう。

テディは短毛種と中毛種の2種類で、ブラッシングは長毛種ほどの必要性はありませんが、縮毛はゴミなどを巻き込みやすいので定期的に行った方が良いでしょう。

価格は4,000円前後から購入可能です。人気のカラーリングの個体は10,000~16,000円前後で販売されています。

モルモットを飼育する際の注意点

モルモットは世界中でペットとして飼育されているため、手入れが簡単だというイメージを持つ人は多いでしょう。

実際ヨーロッパでは16世紀から飼育されており、犬や猫にくらべ鳴き声が大きくないことや小さいスペースで飼えることなど、初心者にも扱いやすいペットといえます。

そういった面での飼いやすさは確かにありますが、放っておいても勝手に育つというわけではありません。

先述したようにモルモットは社会性に富み好奇心旺盛な動物である一方、臆病で繊細で警戒心が強いという特徴を持っています。

ここではモルモットを飼育する際に気をつけたいポイントを紹介します。
  • ストレスを与えない
  • ケージを置く場所の湿度や温度
  • トイレやケージの掃除は頻繁に行う
  • 餌はバランスよく与える
  • 定期的にブラッシングを行う

ストレスを与えない

モルモットは繊細な動物なので、ストレスには非常に敏感です。たとえば飼育環境を急激に変化させると、食事や水をとらなくなる場合もあります。

ほかにも適切ではない温度や湿度、騒音、バランスのとれていない食事などもモルモットのストレスの原因になります。

ストレスは、さまざまな異常行動をモルモットにもたらします。代表的な行動としては、普段より隠れる頻度が高い、普段より睡眠時間が長い、緊張状態で動きが硬い、反応が過敏、フリーズしたようにじっとしているなどがあげられます。

また、食欲不振や脱毛などの症状がストレスによって引き起こされるケースもあります。

これらの兆候が顕著であれば、モルモットは健康上のダメージを受けていると考えられます。またストレスによる神経性のショックがモルモットを死に追いやることもあります。

大切なペットが短命に終わらないよう、モルモットがストレスを感じずに生活できる環境を整えてあげることが重要です。

ケージを置く場所の湿度や温度

モルモットの原種はおもに山岳地帯で暮らしていたせいか、高温多湿な環境に弱いという特徴があります。特に暑さに弱い傾向が顕著で、飼育するのに適した温度は18~24度といわれています。湿度は40~70%に設定しましょう。

ケージの設置場所にも注意が必要です。モルモットは急激な温度変化に適応するのが難しい動物なので、玄関や窓の近く、エアコンの風が直撃するような場所は避けましょう。冷え込みや昼間の暑さによる温度変化の影響を受けにくいところが設置場所として好ましいです。

また、モルモットは音にも過敏に反応するため、騒音や振動が多いベランダや子ども部屋、テレビの近くなどの場所は設置に向きません。ほかにもバスルームやトイレ、物置のように風通しが悪く湿気がこもる場所も設置に向きません。

ただ、騒音などに考慮しすぎて誰も使わないような場所に設置するのも問題があります。モルモットは飼育してくれる人とのコミュニケーションを好みますので、目が届くところに設置する必要があります。

高い場所は落下したときの衝撃が大きくなるので、なるべく低い位置に設置することも重要です。

トイレやケージの掃除は頻繁に行う

小動物なので排泄量は少ないと思われがちなモルモットですが、体の大きさにくらべ糞や尿の量は多いといえるでしょう。また、モルモットにトイレを覚えさせるのは非常に難しく、ケージの隅っこなどいたるところで排泄されてしまうと考えた方が良いです。

もちろんモルモット用のトイレは販売されており、トイレを使う個体も存在します。それでも排泄量の多さなどを考えれば、ケージ内の掃除は1日1回は必要でしょう。

掃除の際、床材として使用した木材のチップや牧草、ペットシーツなどは新しいものと交換します。トイレを設置した場合は最低でも1日1回(可能なら朝夕の2回)、食事用の皿や給水ボトルも同じ頻度できれいにしましょう。

餌はバランスよく与える

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初回公開日:2022年12月07日

記載されている内容は2022年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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