主な馬の種類32種とそれぞれの特徴を紹介！馬に会える4つのスポット

『馬』と聞くと皆さんはどんなイメージを抱くでしょうか。とても広い牧場の中でのびのびしている様子を思い浮かべる人もいれば競馬場の馬をイメージする人もいるでしょう。

実は馬は特徴によって軽種、中間種、重種、ポニー種、在来種に分けることができ、その中にさらに細かい分類があります。

今回はそんな馬の種類や馬と出会えるスポット、馬と触れ合うときの注意点をご紹介します。

馬の中でも軽い馬の種類のことを軽種と言います。その重さは約400ｋｇ～500ｋｇでその軽さにより、素早く動くことができます。

軽種の魅力はそのスマートなビジュアルと軽快な走りです。乗馬用や競技用のものが多く、や競馬場で素早く走っているあの馬も軽種の馬です。

1974年に改訂されたのちは軽種馬の品種ではサラブレッド、アングロアラブ、アラブ、サラブレッド系種、アラブ系種の5つが軽種の馬だとされています。

次にご紹介する馬の種類は中間種です。中間種は名前のとおり軽種と重種の中間くらいのサイズで、特徴的なところは温厚な性格と丈夫な体です。

乗用馬や馬車、馬術用にも利用されていて、目的別に違う種類の馬が用いられています。

中間種は軽種より体が大きくさほど速く走ることはできませんが、おとなしい性格から馬術競技などで活躍しています。

800～1000kgもの重さがある大きいサイズの馬の種類を重種といいます。体がとても大きいので、軽種や中間種のように速く走ったり素早く動いたりすることはできません。

けれど、重馬はおとなしい性格をしていて、そのおとなしさや大きさから、重い荷物を運んだり、大きいサイズの馬車をひっぱたりすることができます。

また北海道のばんえい競馬に登場するばんえい馬も重種の馬です。

馬の中で肩までの高さが147㎝と小柄な馬のことポニーと言います。馬の種類としては一番範囲が広く、犬のように小さいサイズから比較的大きい品種まで幅広く含まれます。

頭が良くて穏やかな性格の馬が多く、種類によっては人を乗せて速いスピードで長時間走ることができます。耐久性もあり、日本の在来種もポニーと分類されます。

在来種は昔から日本に生息していて外来種と交わることなく現在まで残っている馬の種類のことを指します。

現在、日本の在来種は約8種類ありますが、その品種は北海道和種(北海道)・木曽馬(長野県)・野間馬（愛媛県）・御崎馬（宮崎県）・対州馬（鹿児島県）・トカラ馬（沖縄県）・宮古馬（沖縄県）・与那国馬（沖縄県）となっています。

これらのうち北海道和種以外は数が極めて少なく絶滅が危惧されています。

在来種、特に北海道和種は観光場や乗馬として利用されていることもあります。

まずは馬の種類を５つに分けた時の軽種にあてはまる紹介します。

ここでは、サラブレッドというよく聞く馬の種類に加えて、アラブ、アングロアラブ、アハルテケ、リピッツァナー、トラケナー、アンダルシアンの７つの品種について詳しく説明していきます。

それぞれの原産地や毛の色、サイズから特徴まで情報盛りだくさんで軽種について知りたい人は必見です。

まず初めに紹介するのは軽種という馬の種類の中でも最も有名だといっても過言ではない、イギリス原産の馬、「サラブレッド」です。

17世紀の初めごろ、イギリス人がイギリスの在来種の牝馬に、中東から来た牡馬を交配させたところが元だそうです。サラブレッド同士の交配以外で生まれた馬はサラブレッドとは認められません。

引き締まった筋肉やスマートな体型がサラブレッドの大きな特徴の一つで、体高160~170ｃｍ度で、毛色はこげ茶や灰色のものが多いです。

アラブ種も馬の種類の軽種の一種で、今ある軽種の中で最も昔に作られたものだとされています。原産地はアラブ半島で、アラブの遊牧民が2000年もの時をかけて品種改良した馬です。

体高140㎝から15㎝程度で華奢な体が特徴です。そのためサラブレッドほど速くは走れませんが、耐候性や耐久性が高く、従順で温厚な性格をしています。

日本ではたびたび純血アラブと呼ばれることもあります。