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リスは冬眠するの?飼育下のリスが冬眠したときの見分け方と対処法

更新日:2023年11月14日

飼っているリスが冬場に冬眠してしまった時どうしたらいいかを紹介します。普通の睡眠や寒さで衰弱してる状態との見分け方や、起こし方などの対処方法、冬眠しないようにしてあげる方法など、リスの冬眠に関する情報をたくさん集めて紹介します。

リスは冬眠するの?飼育下のリスが冬眠したときの見分け方と対処法
冬眠の場合リスの手やリスの呼吸の仕方など、行動をよく見ると違っているのがわかります。冬眠時は呼吸数や拍動は極端に少なく、その分動きも少なくなります。

触ったり音を立てたりしても反応が見えないのも特徴の一つですが、時間をおいてゆっくりと起きてくるので、まずは焦らないようにしましょう。

このような普通の睡眠とは違った睡眠を行っている場合、衰弱か冬眠のどちらかである可能性が極めて高くなります。

まず普通の睡眠でないことの確認を行い、その上で適切な対処を行うというのが冬眠か衰弱かの判別をしましょう。

体温が下がっているか確認する

冬眠と普段の睡眠の違いを確かめるには、手で体を触ってみるのが一番手っ取り早いです。冬眠する動物の種類によって体温は差がありますが、リスの場合は5度前後まで体温が下がります。

この冷たさまで体温が落ちれば普通の睡眠ではないことがすぐにわかりますが、死んでしまったかの判断が難しくなる要因でもあります。

冬眠中は体温が低下こそしますが、その温度を維持するために生命活動は続けられているので、まずは驚かないように落ち着いて、低下したかどうかを確認するようにしましょう。

リスが冬眠した時に起こしたほうがいい理由

飼っているリスが冬眠したのを見つけた時、そっとした方がいいと思う人も居ますが、悪影響の無いように起こすことが可能です。

冬眠のリスクを考えると、飼育下では起こした方がいい理由もいくつかあります。

リスが冬眠した時に起こしたほうがいい理由1:冬眠は体への影響が大きい

シマリスの野生下での寿命は4年未満がほとんどですが、同じ種のシマリスを動物園や家で飼育すれば倍以上の長寿にすることが可能です。

蛇や鳥などの外敵以外の要因として、冬眠の体への悪影響が大きいといわれていて、リスの寿命を長くして飼いたいと思っているのであれば、冬眠をさせない方がよいでしょう。

冬眠の時期が近いことをリスが感じると、餌や巣穴の確保のために気性が荒くなり、飼い主に噛みついたりするようにもなります。

冬眠する前から、ストレスという観点では冬眠がリスに与える影響はとても大きなものといえます。

リスが冬眠した時に起こしたほうがいい理由2:飼育下の冬眠は対処が難しいから

シマリスをはじめとした日本の販売店でもよく売られているリスの多くは、飼いやすい小動物とよくいわれますが、それはシマリスの飼育方法が冬眠しない前提の場合に限ります。

冬眠をさせながらもリスの寿命を長くさせることは、専門家でも難しいことですので、冬眠に入ってしまった場合には、適切に起こしてあげて、再度冬眠に入らないようにしてあげるようにしましょう。

急に冷え込んだ日に、飼い主の予想に反して冬眠が始まってしまうことも考えられますので、まずは冬眠しない環境づくりが第一であるということも重要なポイントです。

リスが冬眠した時に起こしたほうがいい理由3:「冬眠」と「寒くて死ぬ」ことの区別がつかない

小動物であるリスは、北極圏などの極寒の地域に生息するものも数少ないですが存在します。全体的にどちらかといえば哺乳類の中でも暑さ寒さに弱い部類に入ります。

特に冬眠をする種は寒さへの対応策として冬眠をするため、平常時に寒さにあたると簡単に衰弱します。冬眠なのか衰弱してしまっているのかを判別するのは難しいです。

冬場に常にリスの様子を見続けるというのも難しいため、ある程度目を離していても大丈夫な飼育をするためにも、元気なリスが走り回れる環境づくりをしておく方が、賢い選択といえるでしょう。

飼っているリスが寝てしまったときの対処法

対処法

  1. 冬眠しているかしていないかを見分ける
  2. ゆっくり温めて起こす
  3. 死んでいないのでは?と疑う
  4. 餌や水を常に準備する
  5. 室内の温度を徐々に上げていく
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初回公開日:2019年07月31日

記載されている内容は2019年07月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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