リスは冬眠するの？飼育下のリスが冬眠したときの見分け方と対処法

飼っているリスが冬眠しているのを見つけた時には、びっくりして慌ててしまうかもしれませんが、まずは落ち着いて対処をするようにしましょう。

冬眠から安全に覚まさせる方法も含めて対処法を紹介します。

リスの冬眠は無呼吸の時間が発生することで、毎分1～5回程度まで呼吸数が少なくなると同時に、シベリアシマリスの冬眠の場合は、体温も10度以下まで低下します。

これらの冬眠の特徴をわかっていれば、じっくり観察することで死んでしまっていないことや、普段の睡眠と違うことを判別することも可能です。

まず初めに普通の睡眠なのかそうでないのかを判別し、普通でないことがわかったら、冬眠しているのか衰弱しているのかの判別をするという流れで考えれば、慌ててしまうこともありませんし、冬眠であるサインを見落とさずに済むようになります。

冬眠したリスを触ると凍るような冷たさですが、その体温でも大丈夫な動物になるよう進化していますので、冬眠状態であれば冷たいことは問題ありません。

平常の状態に戻るためにはまず、リスの下がった体温を元に戻すことが重要ですので、外から温めてあげて体温を上げる負担を少なくしてあげることも重要ですが、温め方にも注意が必要であるということを覚えておきましょう。

急いで起こしたくなってしまったからといって、急激にストーブなどで温める方がリスにとっては悪影響ですので、ゆっくりと温めて起こしてあげるようにしましょう。

冬眠の画像と死と普段の睡眠はの画像を見ても違いはわかりません。まずはその状況を確認して、冬眠する時期や状況なのか飼っているリスが冬眠する種類の動物に含まれているかなどを、冷静に見極めるようにしましょう。

死んでしまったと思い込まずに冬眠ではないかと疑う気持ちを持つようにしまょう。

冬眠は適切に対処すれば悪影響はかなり小さく抑えられますので、慌てて間違った起こし方をしてしまう方がリスのためになりません。

まずは飼い主本人が落ち着いて状況を確認し、起こし方をちゃんと思い出しながら起こす姿勢が最も重要です。

リスは本来冬眠に入る前に準備をしますが、普段の飼育ではそういったことは行えませんので、途中で起きた時や起こしてからの対処が重要になります。

餌や水をいつでも口にできるよう十分に用意して、起きてからのリカバリーをスムーズにできるようにして常に心掛けるようにしましょう。

起きてすぐは寝ぼけていてあまり食欲がない個体もいますので、餌の時間などを決めていても冬眠直後は少しだけその決まりを無視して、常に用意して置く状況を作っておきましょう。

冬眠で疲れていることも考慮して、量を多めにすることも有効です。

恒温動物の冬眠は変温動物に変化したのではなく、恒温動物のまま低温に適応できるように適温を下げた状態です。

その低温に適した状態に高温をあてると大きなダメージになってしまいますので、室温の上昇も緩やかにするようにしましょう。

温度調節が最悪の場合、リスの冬眠から起こす時にでも死の危険性があります。

10度で数時間の後15度で数時間維持して、リスの体が徐々に高い温度に適応する時間を与えてから、最終的には20度以上にして、次の冬眠が始まらないようにしてあげるという流れが理想的です。

リスの生態や習性、可能であれば飼っているリスの種類ごとの細かい部分まで知っていれば、冬眠を防止することができます。

リスのケージを冬眠にならない条件にコントロールしてあげましょう。