Search

検索したいワードを入力してください

イエアメガエルの飼育方法とは|必要な環境や注意点についても解説

更新日:2024年01月22日

大きい目や仕草が愛らしいカエルですが、その中でもイエアメガエルは飼育しやすく人気がある種類です。本記事ではイエアメガエルの飼育方法や飼育するために必要な環境、注意点についても解説します。イエアメガエルの飼育に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

イエアメガエルの飼育方法とは|必要な環境や注意点についても解説
イエアメガエルにとっては木の上も生活空間です。登り木を設置して高さを作り出すことで、イエアメガエルがケージ内でもくつろいで過ごすことが可能となります。登り木はショップでも購入できますが、流木や小枝を活用しても良いでしょう。

登り木はただ立てかけるだけではなく、登った先に平坦な部分を作っておきましょう。レイアウトを工夫しておくことで、イエアメガエルが登った先で体を休めてリラックスできます。

イエアメガエルを飼育するには

イエアメガエルの特徴と飼育に必要なものを知り、飼育に挑戦したい気持ちが強くなった人もいるでしょう。ここからは、イエアメガエルを飼育するために知っておくべきポイントについて、5つ紹介していきます。

イエアメガエルの値段

イエアメガエルは、モルフによって価格に幅があります。ノーマル(CB)のベビーは3,000円程度ですが、ブルーは約8,000~20,000円、ブルーアイは約6,000~20,000円、スノーフレークでは10,000円前後から30,000円に達する個体もあります。

一般的に希少性の高いモルフになるほど値段も上がっていきますが、販売しているショップによっても価格に違いが見られます。購入時は価格だけではなく、健康状態が良い個体を選ぶことも大切です。実際に自分の目で見て、気に入った子を迎え入れましょう。

イエアメガエルが好む環境

イエアメガエルは「ツリーフロッグ」とも呼ばれ、樹上生活するカエルの仲間です。この種のカエルは、普段水辺で生活している訳ではないため比較的乾燥には強く、木の上のような高い所を好む傾向があります。

イエアメガエルを自宅で飼育するには、温度は25℃程度、湿度は最低70%をキープし、コルクや流木、人工つるなどでケージ内に高さを作り出しましょう。飼育ケージは、直射日光が当たらない場所に置くのがおすすめです。

イエアメガエルのトイレについて

イエアメガエルの糞尿は、放置しておくと感染症の原因となることがあります。排泄物は適宜片付けて、ケージ内を清潔に保ちましょう。

水皿に排泄した場合は、水を交換して汚れたままにしないようにします。床材の上に排泄したときはその部分を取り除いたり、定期的に全体を交換する必要もあります。

イエアメガエルの糞尿は臭いが強いため、臭気を和らげるためにもこまめな清掃は欠かせません。ケージを風通しの良い場所に置くことも、臭い対策として効果的でしょう。

イエアメガエルがかかりやすい病気とは

イエアメガエルは、基本的に体の丈夫なカエルです。しかし、餌の食べすぎは消化不良や突然死の原因になることもあるため、餌の与えすぎには注意しましょう。成体の場合毎日餌を食べる必要がなく、2~3日に1回の頻度が一般的です。

また、イエアメガエルの皮膚は薄くて柔らかいため、ケージ内の枝などでひっかけて外傷を作ってしまうこともあります。傷ができていないか、定期的にボディチェックしましょう。

イエアメガエルの慣れやすさ

ツリーフロッグは気難しい種類が多いと言われますが、その中でもイエアメガエルは人に慣れやすく、飼育しやすいカエルとして初心者にもおすすめです。

肝が据わって堂々とした性格の個体が多いため、環境の変化にも臆することなく早々に適応するでしょう。ピンセットで餌付けしているうちに、飼い主の顔を見ると近寄ってくるようになる子もいます。

イエアメガエルは、慣れてくるとハンドリングできる場合があります。しかし、人の体温はカエルにとっては熱すぎるため、手を冷水で冷やしたり、ゴム手袋を装着してから触れるなどの配慮を忘れないようにしましょう。

イエアメガエルを飼うために

ツリーフロッグの中でも丈夫で、人に慣れやすいイエアメガエルは、カエル初心者でも飼育にチャレンジしやすいカエルです。

希少種は高価ですが、リーズナブルな価格で購入できるモルフもいます。しかし、寿命が平均して10年ほどと長いため、最期までお世話する覚悟をしっかり持った上で自宅に迎え入れるべきでしょう。

事前準備を整えてから飼育に挑戦し、イエアメガエルとの生活を楽しみましょう。

初回公開日:2022年05月31日

記載されている内容は2022年05月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related