Search

検索したいワードを入力してください

猫の後ろ足の爪は切らなくても良い?必要性と切るときの方法をご紹介

更新日:2024年07月03日

基本的に必要のない猫の後ろ足の爪切りですが、猫のライフワークや年齢などで必要になる場合があります。猫と飼い主が気持ちよく暮らしていくためにも、実際にチェックをしてあげて必要な場合には小まめに爪切りをあげるようにしましょう。

猫の後ろ足の爪は切らなくても良い?必要性と切るときの方法をご紹介

猫の後ろ足の爪を切る必要がない理由

猫の爪はとても鋭いため、人と猫が室内で生活するには爪切りは定期的に必要です。爪切りをしないと飼い主さんがケガをしてしまったり、家具などが傷つけられてしまったりする恐れがあるからです。

ただし、基本的に猫の後ろ足の爪は切らなくて大丈夫です。その理由をご説明します。

猫の後ろ足の爪を切る必要がない理由1:後ろ足は前足ほど伸びない

猫は前足を使って獲物を捕まえたり、木を登ったりします。猫の前足の爪は縄張り争いなどで自分の身を守るための大切な武器にもなります。そのため基本的に前足の爪がよく伸びるようになっています。猫が爪とぎをする理由の一つは前足の爪のケアです。

後ろ足は、ジャンプや着地の時に活躍していますが前足ほど伸びないため、爪切りの必要がないと言われています。

猫の後ろ足の爪を切る必要がない理由2:歩くときに削れる

猫の爪は、歩いたり木に登ったりなどの日常生活の中で擦れて削れ、適切な長さに保たれています。特に外飼いの猫は擦れる行動が多いので室内飼いの猫のように爪とぎもしないそうで、後ろ足の爪だけでなく、前足の爪も切る必要がない猫もいます。

自然に削れるうえに、後ろ足の爪は前足よりも伸びにくいので基本的に切らなくても大丈夫と言われているのでしょう。

猫の後ろ足の爪を切る必要がない理由3:噛んではがしている

猫の爪が層になっていることは知っていますか?

常に尖った状態の爪になるように、脱皮のように内側が伸びてくると一番外側がはがれ落ちる構造になっています。

猫はグルーミングの時に自分で後ろ足の爪を噛んでいるのをみたことありませんか?古くなった後ろ足の爪の外側を器用に噛んで自分ではがしています。このため、後ろ足の爪は切る必要がありません。

猫の後ろ足の爪を切る必要がない理由4:木登りなどで安全に登れる

前述でも言いましたが、外飼いの猫は日常生活で十分爪が削れます。室内飼いの猫もある程度削れるので後ろ足の爪を切ってしまうと、猫を危険にさらす恐れがあります。

猫は爪を切られても自覚はないので、いつもどおりの生活をします。短く切った爪でいつもどおりの行動をすると高いところへ飛び移れなかったり落ちたりします。

木登りなどで安全に登れるように、後ろ足の爪は自然のままで丁度よいため切る必要がありません。

猫の後ろ足の爪を切る必要がある場合

基本的に猫の後ろ足の爪切りは必要がない理由を説明してきましたが、実は猫の後ろ足の爪切りが必要な場合もあります。子猫の場合は爪が伸びるのが早いですし、猫によって伸びる速さが違います。日常的な擦れで削れが少ない場合には爪切りが必要になります。

この他にも猫の後ろ足の爪を切る必要がある場合には主に二つありますので説明していきます。

猫の後ろ足の爪を切る必要性1:巻き爪対策

猫の爪も人間と同じように巻き爪になってしまう事があります。グルーミングで自分で噛んではがした時に上手くはがれなかったり、高齢猫になるとグルーミングが面倒になり爪をはがさなくなるため巻き爪になってしまう事があります。

巻き爪になると肉球に爪が食い込んで、うまく歩けなくなってしまったりします。巻き爪になってからでは、爪を切るのがむずかしくなるので手遅れになる前に小まめな爪切りが必要になります。

猫の後ろ足の爪を切る必要性2:ひっかき傷防止

猫を飼うとじゃれあうことによって、よく腕や足にひっかき傷ができてしまったりします。このひっかき傷防止には前足の爪を切ることで対応できます。

それでは後ろ足の爪はどうでしょうか?猫がじゃれつく時によくみる仕草に前足で押さえて後ろ足でキックする通称「猫キック」があります。

この仕草をよくする猫の後ろ足の爪が伸びていたら飼い主さんはたまったものではありません。猫自信も自分の耳の後ろをかく時に傷つけてしまうかも知れません。

猫キックをする猫の場合には後ろ足の爪切りが必要となります。

猫の後ろ足の爪を切る方法

次のページ:猫が嫌がってしまう時の対処法

初回公開日:2019年08月30日

記載されている内容は2019年08月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related