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犬の帰巣本能はすごい?実際にあった犬の帰巣事例4つをご紹介!

更新日:2024年09月13日

犬に帰省本能はあるのでしょうか。なぜ家まで戻れるのでしょうか。また、犬以外に帰巣本能のある動物はいるのでしょうか。犬の帰巣本能に関する仰天エピソードや帰巣本能と地磁気との関係、また愛犬を迷子にしないためのグッズや対策などもあわせてご紹介します。

犬の帰巣本能はすごい?実際にあった犬の帰巣事例4つをご紹介!

犬の帰巣事例2:ラブラドールレトリバーのタフ

イエロー・ラブラドールレトリバーのタフのエピソードは1996年のことです。飼い主が酒場で呑んでいる数時間の間に、タフは繋がれていた鎖から抜けて行方不明になりました。

飼い主はチラシも作り、目撃情報のあった付近を探したもののタフはなかなか見つかりませんでした。そんなタフが最終的に発見された地点は少し意外な場所でした。

タフは自宅から4.9kmの地点、酒場から自宅方向に30km弱も移動していたところを発見されています。

酒場から発見地点まで移動するにはセントジョンズ川を渡る必要があるのですが、川は流れは穏やかながら、川幅が広いことで知られています。

橋のひとつを渡った事も考えられますが、いずれにせよ、タフは平坦ではない道程を経て自宅へ向かったことになります。

タフの場合は、帰巣本能以外の後天的記憶などを使って戻ろうとした可能性もありますが、「帰巣したい」という意思の源は果たしてどこにあったのでしょうか。

犬の帰巣事例3:ビーグルのレーザー

ビーグル犬のレーザーが犬の保護団体から家庭に引き取られ、カナダ南部の都市ウィニペグで新しい暮らしを始めたのは2010年のことでした。

引き取られてから約1ヶ月後の5月、一家は自宅から80km離れたウィニペグ湖畔に外出したのですが、その際、レーザーが花火の音に驚いて走り出し、行方不明となりました。

必死の捜索にも関わらずなかなか見つからなかったレーザーですが、それから約6週間後に発見されました。引き取られた家から2kmほど離れた校庭にフラッと現れたレーザーは、一旦シェルターに保護され、そこで出されていた迷子情報との照会を経て、家族との再開を果たしました。

レーザーは80kmの距離を、時間をかけつつも自力で自宅へと戻ってきてました。

レーザーが自分の戻るべき場所として、1ヶ月間幸せに暮らした家族の元を目指したように感じられる逸話ですが、それが帰巣本能なのか偶然なのか、とても気になる話です。

犬の帰巣事例4:エアデールテリアのマックス

中型犬エアデールテリアのマックスは、アメリカ北部のロードアイランド州コベントリーで暮らしていました。

2008年9月のある日、飼い主とマックスは自宅から72km程離れたコネチカット州スターリングをドライブしている時に、不幸にも追突事故に遭ってしまいます。

車がオープンカーだったのが災いし、驚いたマックスは車から飛び降り、森の中に駆け込んで迷子になってしまいます。

さんざん手を尽くしても見つからなかったマックスですが、24日後の10月初旬、飼い主が仕事から帰ると、なんとマックスが家の前で待っているのを発見します。

飼い主が驚いたのは、マックスが自ら帰宅したことだけでなく、体重が5kgあまりも減って容貌が変わってしまっていたことだったのだそうです。

オスのエアデールテリアの標準体重は23kg~30kg弱といわれており、マックスがいかに過酷な状況をたどってきたかを如実に示すエピソードです。

愛犬の迷子防止と対処法6つ

普段から愛犬の安全に気を配っていても、突然の事故など想定外のアクシデントで愛犬とはぐれてしまうことも考えられます。

この章では、現在知られている有効な迷子防止策を6つご紹介します。あなたの愛犬に合った、もしもの時の備えを再確認してみてはいかがでしょうか。

愛犬の迷子防止と対処法1:迷子札やGPSをつける

帰巣本能が弱いかな?という、万が一はぐれてもマイペースなタイプの愛犬にはぜひつけておきたいのが以下の2つです。

迷子札は、簡易に導入でき一見して第三者からもわかりやすい反面、首輪が抜けてしまったり、汚損や紛失したりなど確実性に弱い面があるため、他の対策も併用すると安心です。

GPSは、迷子直後など保護されていない早い段階や、愛犬が人目につかない場所にいる場合などに居場所を特定できるのが強みです。

GPSは導入費用がかかることと、追跡するアプリによっては導入後のランニングコストもかかってくる場合があります。

また、首輪に付けた場合に機器を落としたりなどの危険性も否定できず、やはり別の手段との併用が安心です。

愛犬の迷子防止と対処法2:マイクロチップを装着する

マイクロチップは、体内に埋め込まれたICチップ内の15桁の数値を元に、愛犬の身元を照合することができます。

保健所や各種施設などで保護された場合にはとても有効な手段です。しかしその反面、人に保護されていない場合には確認のしようがありません。

ICチップは、動物病院などで注射器を使って埋め込んでもらう必要があります。怖がりの愛犬の場合などは麻酔を使うこともありますが、チップ自体の安全性は高いとされています。

また、マイクロチップの利用には、ICチップ埋め込みの施術費用などが必要です。しかし常に電波を出す機器ではないため電池不要で、サイズも小さく、耐用年数も長くなっています。

愛犬の迷子防止と対処法3:犬を飼っていることを周知する

意外と有効なのが、犬を飼っていることを周囲に知らせることです。

ひとりでいる犬を見かけた時に「❍❍さんちの犬では?」と気に留めてもらえることで、早期の発見や移動経路の特定にも繋がります。

スマホの普及によって、素早く、気軽に連絡がつくこの時代だからこそ、このオーソドックスな方法の有効度が増しています。

愛犬の迷子防止と対処法4:愛犬の普段の行動パターンを観察する

上の帰巣事例でご紹介した中に、「アクシデントに驚いて闇雲に走り出す」という愛犬の例が複数ありました。

花火や暗闇、落雷、地震など、特定のシーンで落ち着きをなくす愛犬は多く、行方不明事故の中でもかなりの割合にのぼります。

アクシデント以外にも、発情期や旅行先など特定のシーンで落ち着かなくなることもありますし、いなくなる直前に特異な行動を見せることもあります。

普段から注意深く愛犬を観察することで、迷子を事前に防げると互いに安心です。

愛犬の迷子防止と対処法5:柵や塀の設置

柵や塀の利用は、物理的に移動を制限するのみならず、外部からの視覚的刺激を減らす効果もあります。

窓から見えるよその犬や人などに興奮してしまうような場合など、愛犬自身の落ち着いた生活のためにも有効です。

愛犬の迷子防止と対処法6:リードの種類を変える

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初回公開日:2019年08月14日

記載されている内容は2019年08月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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