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犬にも利き手があるって本当?利き手の調べ方と動物の利き手豆知識

更新日:2024年09月11日

人間と同じように犬にも利き手(利き足)があることを知っていますか?犬の利き手(利き足)の調べ方を詳しく紹介します。家で飼っている愛犬の利き手(利き足)を調べてみましょう!犬以外の動物の利き手や、犬の足以外に「利き」があるのかどうかも検証していきます。

犬にも利き手があるって本当?利き手の調べ方と動物の利き手豆知識

利き手とは?

「利き手」とは、左右の手のどちらか優先的に使っている手、または反射的に出ることが多い手の方を指します。

たとえば、人間の利き手の判断基準は、食事の際に箸を持つ方や字を書くときにペンを持つ方、ボールを投げやすい方の3つです。

これらの3つの動作を右手で行っている人は右利き、どれか1つでも左手で行うのであれば左利き、または両利き(クロスドミナンス)です。

特に日本では、幼少期に左利きであることがわかっても、親が利き手を矯正することも多く、左利きでも右手も使える人は多く見られます。

犬にも利き手があるって本当?

人間に利き手があるように、犬にも利き手があることがオーストラリアのシドニー大学やイギリスのマンチェスター大学などの研究結果で明らかになっています。

では、哺乳類の犬や猫だけでなく、魚類や鳥類、両生類などの他の動物にも利き手はあるのでしょうか。

家で飼っているペットの利き手は知らなくても問題ありませんが、興味がある人は調べてみても面白いでしょう。

ここでは、哺乳類以外の利き手の有無と調べ方を紹介します。

人間以外の動物も利き手がある

人間の右利き左利きと同様に、他の動物にも利き手、利き足、利き目などが存在します。このことについては、日本だけではなく海外の研究者の研究結果が多く発表されています。

飼っているペットの餌を持つ手や、寝ている様子を少し意識して観察するだけで。左右性が垣間見えてきます。

ここでは、犬猫以外の動物の利き手について解説していきましょう。

魚類

そもそも魚類に手はありませんが、人間と同じように魚類の行動にも左右性が見られるという研究結果が多く発表されています。

日本では名古屋大学名誉教授小田洋一氏と富山大学大学院医学薬学研究部助教授の竹内勇一氏らによる研究結果があります。

魚類は、幼魚の頃は左右性はありませんが、成魚になるにつれて、獲物を捕食する際に右後方と左後方のどちらから狙うのが得意かが分かれます。

鳥類

オーストラリアのマッコーリー大学上級講師のカラム・ブラウン氏率いるチームの研究結果で、鳥類にも右利き左利きがあることが分かっています。

鳥類は利き手ではなく、利き足や利き目と呼ぶのが一般的です。利き足が右足の鳥は、右目で物を見たり物を掴んだりし、左利きの場合はそれらを左で行います。

鳥の中には、右利きでも左利きでもない両利きも存在しますので、自宅で飼っているオウムやインコの利き足、利き目を意識して観察してみてください。

両生類

両生類の中にも、利き手がある動物がいます。

アカガエルやミドリガエルなどの跳ねるカエルは利き手はありませんが、ヒキガエルなど四肢を置き換えながら動く種類のカエルは、行動するにあたり異なる足を使います。

優先して出す足や動く方法を観察していると、得意な方向があるようですが、他にもイモリやサンショウウオの研究結果はあがっていません。

犬の利き手の調べ方とは?

日本で、飼育している家庭が特に多い犬についても、やはり利き手が存在します。犬の場合は、手はないので、「利き足」ということになります。

犬の利き手の調べ方はとても簡単です。

お手をさせるときに手を出す割合や、おもちゃで遊ぶ様子を観察するなど、普段の生活の中で少しだけ意識して愛犬の利き手診断をしてみましょう。
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