らんちゅうの屋外での飼育方法｜雨水の混入や水温変化を防ぐ環境の作り方を紹介

雨が入ることで飼育水が汚れてしまいます。

雨には、大気中の汚れが含まれており、当然のことながらその雨が水槽に入ると飼育水は汚れてしまいます。水質の悪化は金魚にとって大きなストレスです。

特にふりはじめの雨には注意して、雨から水槽を守ってあげることが大切です。

雨が入ることで水質が変化してしまいます。

金魚は中世〜弱酸性の水質を好みます。しかし、一方雨水の水質は酸性です。つまり、雨水が入ることで水質が酸性に傾いてしまいます。

急激な水質の変化は金魚を弱らせてしまう原因になりますので、雨水には十分に注意しましょう。

雨が入ることで急激に水温が変化してしまいます。

金魚は、水温が急激に変化するとストレスを感じて体調を崩したり、免疫力が低下して病気を発症しやすくなってしまいます。

金魚が耐えられる水温は幅広いですが、急激な温度の変化には弱い生き物です。雨水による水温の変化には十分気をつけましょう。

屋外飼育で越冬する場合、冬の寒さから金魚を守るために青水が必要不可欠になります。

夏であれば日差しが強く青水になりやすい環境と言えます。しかし、秋から冬にかけて寒さが増してくると夏に比べて青水になりづらい傾向にあります。

その環境で雨水が入り、サラ水になってしまうと青水に戻すことは困難になってしまい金魚が越冬できなくなってしまうかもしれません。

そのため、しっかりと雨水を避け、夏の暖かい時期から青水を維持していくことを心がけましょう。

雨よけの設置は風通しがよくなるように心がけましょう。

なぜなら、雨よけによってプラ船内が蒸れるとエラ病を発症してしまう可能性があるからです。
エラ病はらんちゅうの呼吸機関であるエラが冒されてしまい、発症した場合らんちゅうが死んでしまう可能性があります。

ですので、雨よけの設置は風通しを考えて設置しましょう。

出典：金魚のエラ病 考えられる原因や症状、治療法と予防法｜オールペットクリニック
参照：http://all-p-c.com/monograph/rp15/#:~:text=%E3%80%8C%E3%82%A8%E3%83%A9%E7%97%85%E3%80%8D%E3%81%AF%E3%80%81%E3%82%A8%E3%83%A9,%E7%95%B0%E5%A4%89%E3%81%8C%E3%81%BF%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

直接かぶせた雨よけはこまめに開閉しましょう。

上述したとおり、雨よけによってプラ船内が蒸れるとらんちゅうは病気を発症してしまいます。

病気の発症を防ぐために雨が止み天気が回復したらこまめに開閉してあげましょう。

らんちゅうは泳ぎが上手ではありません。そのため、余計なものは入れないようにしましょう。

泳ぎが苦手ならんちゅうにとって障害物は避けるだけで大変です。余計なストレスを与えないためにもレイアウトはシンプルにしてあげましょう。

また、底砂や流木を入れないことで掃除しやすくなるので飼い主としてもメリットがあるのでおすすめです。

らんちゅうは口が小さく、泳ぎが苦手な金魚ですので沈下性のものを与えましょう。

浮遊性の餌は泳ぎが苦手ならんちゅうにとって食べるだけでも大変です。そのためできるだけ沈下性のものがおすすめです。

沈下性の餌であれば上下に激しく泳がなくとも餌を食べることができます。また、大きさはできるだけ小粒のものがおすすめです。

また、夏場は水質が悪化しやすいため、できるだけ餌を控えめにすることを心がけましょう。