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スジエビの飼育に必要なものとは?水槽や適した餌などについて紹介

更新日:2024年07月06日

スジエビを飼育するときはどのようなものを準備すればいいのでしょうか。この記事ではスジエビの生態や飼育に必要なアイテム、具体的な飼育方法やほかの魚やエビ類との混泳について解説しています。スジエビの飼育に興味がある方はチェックしてみてください。

スジエビの飼育に必要なものとは?水槽や適した餌などについて紹介
「スジエビにはどんな餌を与えればいい?」
「赤ちゃんから育てることはできるの?」
「同じ水槽にスジエビとほかの魚を一緒に入れても大丈夫?」
このようにスジエビを飼育してみたいけれど、飼い方がよく分からず困っている方はいらっしゃいませんか。

この記事では項目を分けてスジエビの生態を解説し、実際の飼育で使うもの、飼育のやり方や環境を悪化させないための注意点、赤ちゃんの育て方などについて紹介しています。

この記事を読むとスジエビに適した環境や管理していく上で大切なことを理解でき、寿命を迎えるまでスムーズに飼育できるようになるでしょう。

スジエビの飼育方法を知りたい、スジエビ水槽を作り繁殖させてみたいときは参考にしてください。

スジエビの生態とは?

スジエビは川エビやシラサエビの呼び名で親しまれている、淡水域に住むテナガエビ科のエビの一種です。食材としても使われており、滋賀県には琵琶湖で捕れるスジエビを使った郷土料理もあります。

海釣りや肉食魚の餌としてもおなじみのスジエビですが、自宅で育てることも可能です。飼育する前にスジエビに関する知識を深めておきましょう。まずは、スジエビの生態から詳しく見ていきます。

スジエビの特徴

スジエビの特徴は和名の由来にもなっている筋状の模様です。ほぼ透明の体に黒褐色の縞が入っています。テナガエビには及びませんが、はさみのついている脚は長めです。

メスはオスよりも大きく育ち、50mmを超える場合もあります。雑食性ですがどちらかというと肉食性に傾いており、稚エビの頃は主にプランクトンや水生植物を食べ、成長すると小魚、貝類、水性昆虫などを捕食します。

スジエビの寿命

自然の中で生きるスジエビの平均寿命は1年くらいと考えられています。鳥や大型魚類に襲われることなく順調に成長しても、翌年中には命が尽きてしまうのです。

飼育下では住みやすい環境を整えきちんと管理すると2倍以上長きられます。それでも寿命は約2~3年とあまり長くありません。スジエビを飼育し続けたいときは、繁殖を試みるとよいでしょう。

スジエビの繁殖方法

野生のスジエビの産卵時期は春先から8月頃までです。多いときは1回の産卵で250個程度の卵を産むとされますが、すぐには放出しません。最初の幼生期はお腹の卵の中で過ごし、ゾエアと呼ばれる幼生期に入ると孵化して変態を繰り返しながら成長していきます。

稚エビを飼育する際は、同じ水槽に入れている魚が天敵となるおそれがあるので注意しましょう。

スジエビの生息地

スジエビはシベリア、朝鮮半島、日本全土の川や池、湖沼に分布しています。淡水域だけでなく汽水域にも生息しているエビです。川では上流、中流から河口近くまでさまざまな区域で見られ、少し汚い水に住む生物の指標となっています。

川岸の流れが緩やかで水草が豊富に生えているところ、小石の隙間や植物の根元が主な生息場所です。

スジエビとよく似たエビとの見分け方

スジエビとよく似ていて間違えやすいのがヌカエビやミゾレヌマエビです。ヌカエビはスジエビよりも小型で体の色は褐色または緑褐色をしており、ミゾレヌマエビは体調約2~3cmとさらに小さく横から見ると白い斑点が見えます。

また、スジエビの中には在来種とチュウゴクスジエビがいて、大きさや模様がほとんど変わらないためなかなか見分けがつきません。よく観察すると胸のあたりの模様や目、尻尾の先が少し違います。

スジエビの飼育に必要なもの

スジエビを飼育していくには、自然の環境に近い状態を作り、住みやすいように管理していく必要があります。

どのようなものを購入すればよいか飼育に欠かせないアイテムや選び方のポイントをチェックしておきましょう。
次のページ:飼育に必要なもの①蓋つきの水槽

初回公開日:2022年05月31日

記載されている内容は2022年05月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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