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スジエビの飼育に必要なものとは?水槽や適した餌などについて紹介

更新日:2024年01月19日

スジエビを飼育するときはどのようなものを準備すればいいのでしょうか。この記事ではスジエビの生態や飼育に必要なアイテム、具体的な飼育方法やほかの魚やエビ類との混泳について解説しています。スジエビの飼育に興味がある方はチェックしてみてください。

スジエビの飼育に必要なものとは?水槽や適した餌などについて紹介

スジエビの飼育に適した水温

低めの水温を好みますが、28℃ほどまでは耐えられると言われています。水温の高い状態が続くと水質の悪化、酸素の欠乏、水素イオン濃度の低下により死んでしまうおそれがあるため、部屋の温度や直射日光にも注意してください。

夏場はクーラー、冬場はヒーターを利用するなどして、水温を適温である20℃台前半に保っておきましょう。温度対策として、暑い時期だけ大きめの水槽に移すのも効果的です。

水質の悪化に弱いためこまめな掃除が必要

水質が悪いと長生きできないため、こまめに掃除して食べ残し、フンを取り除き水をきれいに保つよう心掛けましょう。稚エビがいるときは掃除前に別の場所へ移しておくと安心です。底砂の中に溜まった汚れも定期的に取り除きましょう。

汚れをそのままにするとコケの増殖につながります。水槽の内側に苔が生えてしまったときは材質に合う方法を選び、傷つけないように掃除しましょう。

スジエビがかかりやすい病気

様子がおかしいと気づいたときには、かなり衰弱している場合が多いでしょう。スジエビは死んでしまうと透明な体が白くなります。弱る理由は水温の急激な変化、酸素不足による酸欠、水質の悪化、急激な環境の変化などです。

しかし、弱るのは水槽内の問題ばかりではなく、細菌に感染し病気にかかっていることもあります。病気の発生に寄生虫が関わっているとも言われているため、頭胸部に何かついていないかチェックしてみましょう。

スジエビの赤ちゃんの飼育方法

赤ちゃんは大人のエビに食べられる可能性があるため、抱卵した時点でメスを別の水槽へ移し産まれたら親だけを元に戻すか、隔離ケースを利用して育てるのがおすすめです。

お腹の卵から出てきたばかりの赤ちゃんは1cmくらいになるまではプランクトンのように浮遊しながら過ごします。同じ水槽で育てる場合は、柔らかな水草などを使って隠れ場所を確保しましょう。餌は培養させたゾウリムシ、稚エビ向けの餌などを与えます。

スジエビの飼育で注意すること

寒い時期は餌をあまり食べなくなると言われています。食べ残しが多くなると掃除の回数を増やさなければ水質が悪くなるため、1日の餌やり回数を1年中同じにせず、水槽を観察して適度に与えてみましょう。

数匹飼育しているときは餌の与え過ぎだけでなく、餌不足にも注意してください。スジエビは餌が足りないと共食いしてお腹を満たそうとします。肉食性がつよく、気質が荒いエビであることを忘れないようにしましょう。

スジエビは混泳できる?

スジエビをほかの魚などと混泳させるのは難しいでしょう。スジエビは植物も食べる雑食性ではありますが基本肉食で、別の小型のエビと比較するとはさみも大きめです。

ヌマエビのような草食寄りのおとなしいエビとは違い、積極的に小型の魚を捉えて食べようとしてしまいます。小型の熱帯魚や川魚の稚魚、メダカなどと組み合わせてを飼育するのはやめておきましょう。

スジエビの生態を理解して飼育しよう

スジエビは購入費用をあまりかけずに入手できるほか、水草が茂る緩やかな川で捕まえて飼うことも可能です。エビ類の飼育は難しいと言われていますが、コツをつかめば初心者でも育てられるので難易度が高いとはいえないでしょう。

飼育や繁殖に挑戦するときは生態を理解しておくと、さまざまな場面で役に立ちます。1種類のみの水槽にはなりますが、スジエビがのびのび暮らせる環境を与え、じっくり生態観察してみましょう。

初回公開日:2022年05月31日

記載されている内容は2022年05月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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